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2003/11/13(木)

エクセルを使った株価チャートの描き方
書いてるうちに、膨大な量になったので、こちらに置きました。

2003/11/12(水)

選挙と占星術
 11月9日は、衆議院総選挙であった。結果は、自民党が僅かに減少、民主党が大幅躍進も政権は獲得できず。
 最近、占星術に興味を覚えているのだが、9日は、ある天文学的現象が起きていたのである。それは、月蝕である。日本では昼間(地球の反対側)に起きたので見えなかったが、ヨーロッパでは観察されたようだ。

 占星術における「月蝕(月食)」の意味は、以下のようなものである。
(1)暖められてきたテーマの社会的物質的次元への表出
(2)以前から追っかけていた動機が内的に成熟してきたので社会的に表現する際に「どんな手段を使ったらよいのか」という側面で現れる
 古代では、日蝕や月蝕は、王の死や国の滅亡の予言と信じられ、それどころか日蝕で死んでしまった太陽を復活させるために王が犠牲になったことも結構あった。
 つまり、次のように解釈できる。
 政治の活性化というテーマは、以前から求められてきたが、自民党の擬似一党独裁体制が続いていた。だが、イデオロギー戦争も終わり、太平洋戦争への妄信的な贖罪意識も薄まった結果、2大政党制という手段を、日本の有権者は使うことにしたのである。

占星術は、当たるも八卦外れるも八卦、であり解釈次第で融通無碍なのだが、興味のある結果ではあった。

テレビ・コマーシャルの終焉
 HDD付きDVDレコーダーが流行しているが、ついに、地上波・全チャンネルを同時録画できる、HDD・DVDレコーダー(ホームサーバー)が発売されました。6ch、1週間分の放送をHDDに録画し、見たい番組だけ、随意に見ることができる。やしきたかじん(タレント;家に数台のビデオを置き、毎日、ドラマ等の多くの番組をチェックしている)にお薦めの機械でしょうか。現在80万円するが、近い将来、10万円台にまで価格は下落するでしょう。
 さて、どこかのサイトでも書かれていたが、このホームサーバーが普及すれば、人々は、見たい部分だけを見るようになる。つまり、無駄なコマーシャルを見なくなる。日本テレビの視聴率操作という手段も意味がなくなる。そうなると、コマーシャルで稼いでいる地上波テレビ業界は衰退してしまう可能性がある。激動のテレビ業界か?

2003/11/09(日)

ソニー・BMGの音楽事業統合と、その未来
世界第2位のレコード会社ソニーミュージックと第5位のBertelsmann Music Group(BMG)は11月6日、合弁で新会社を設立し、音楽事業を統合することで合意した。ただし、欧米の独占禁止法に抵触する恐れがあるため、音楽出版、物流、製造事業は対象としていない。合併後の世界シェアは25.2%であり、業界首位の米Universal Music Groupのシェア25.9%に迫る数字になる。また、現在、EMIとワーナー・ミュージックが合併交渉中であり、もし2社が合併すると、ソニーBMG、ユニバーサル、ワーナーEMIの3社で世界シェア80%の寡占体制となる可能性がある。
 CDが売れなくなった理由としては、ファイル交換サービスやCDコピーなどのデジタル海賊行為が原因という意見もあるが、不況、DVDやビデオゲームといった別の娯楽との競争を売上減の原因として挙げる向きもある。
 日本でも、ファイル交換ソフトが出回り、WinMXとWinnyを追跡したコラムも出ている。また、一部のWinnyマニアが、回線を占領し、プロバイダーを悩ませる事態にまでなっている。ASAHIネットは、Winnyの使用を禁止した
 音楽業界がインターネット上の問題を解決するため、不正コピー防止やネット販売に本腰入れはじめているが、うまくはいっていない。今、唯一成功しているのは、Appleの「i Pod」ハードディスク音楽プレーヤーである。だが、音楽業界は今ひとつ乗り気でないようだ。

 実は、一時期、ファイル交換ソフトNapsterとBMGは提携をしていた。
つまり、音楽業界もネット上のファイル交換ソフトを利用しようと模索している。だが、まだ上手な方法はみつけていない。
もし、ダウンロード・システムを上手に利用できる企業が現れれば、その企業はコンテンツ業界(音楽業界ばかりでなく、映画・ゲーム・ソフト業界)の覇者になれるであろう。
 その解決法として、今、私が有望視しているものがある。その話は、次回。

4月3日の徒然でも述べたが、やはり、ジェシカ・リンチの救出劇は、アメリカ軍の演出であったようだ。米ABCテレビのインタビューを受け、そのように証言した。主演:ジェシカ・リンチ、監督:ラムズフェルト、演出:軍上層部、撮影:アメリカ軍特殊部隊だったのだが、主演女優が監督のいうことを聞かなかったのが誤算であった。

デフレから、インフレ・金本位制の時代へ(4-2) (2003/11/07(金))

GDPデフレーター(2)

 前回(11/2)は、GDPデフレーターの下落率が大きくても、心配する必要はないと述べた。では、前回述べた第2の疑問点。「GDPデフレーターが、消費者・生産者物価指数より下落率が大きいのは、なぜか?」について書こう。

 GDPデフレーターと消費者物価指数(CPI)には、2つの違いがある。
(A)GDPデフレーターの前年比は、CPIの前年比を恒常的にかなり下回っており、近年さらに、その差が大きくなっている。
(B)GDPデフレーターの方が、短期的な振れが大きい。

では、まず(A)から・・・
理由は2つある。
(1)GDPデフレーターは、消費デフレーター(消費者物価指数と類似)の他に、設備投資デフレーターをも含んでいるから。
 技術革新の早いIT関連財は、「品質調整」が大きな影響を与える。「品質調整」とは、同じ価格であっても、性能が2倍になれば、価格が1/2倍になるとする統計処理である。
 そのため、消費デフレーターはー1%前後であり、消費者物価指数(CPI)との差は小さいが、現在の設備投資デフレーターはー6%もの大きなマイナスとなっている。

(2)消費デフレーター(GDPデフレーターの一部)も、消費者物価指数よりマイナス幅が大きい。その理由は、物価指数を計算する数式に原因がある。消費デフレーターは「パーシェ指数」を使い、消費者物価指数(CPI)は「ラスパイレス指数」を使う。
 パーシェ指数は、比較時点の数量ウェイトで計算する。つまり、「品質調整(同じ値段でも性能が良くなること)」で理論値段が安くなり、製品数が増える(価格と数量が逆方向に動く)IT関連財の場合、値段が安くなるほど指数計算にしめる製品数が増えたと仮定し、その増えた製品数だけ指数に大きな影響を、年を経るごとに増えていくのである。パソコンの与える影響が、食料品などの値段が変わらない製品より大きな影響を計算式に与えるのである。
 現在の指数は、1995年を基準にしているため、2003年までの8年間で数十倍の性能進歩をとげたパソコンは、指数計算式に(95年と比べて)数十倍の影響を与えていることになる。

 逆に、ラスパイレス指数の場合は、基準となる年(現在のCPIは2000年が基準)に決めた数量は変化しない。つまり、パソコンの値段変化が与える影響も、食料品の値段変化が与える影響も、同じなのである。

 どちらが正しいわけでもなく、消費デフレーター(GDPデフレーターの一部)は下方バイアスを生じており、消費者物価指数(CPI)は上方バイアスを生じているのであり、その間に、正しい理論値があるのであろう。


では、次に(B)GDPデフレーターの短期的な振幅の大きさ、について・・・
理由は3つある。
(1)GDPは「付加価値の大きさ」(鉄の塊を自動車に変える、等の新しく付け加える価値)を計算している。よって、GDPデフレーターも「付加価値の増減」に影響される。
 輸入製品に大きなウェイトをしめる原油が高くなった場合、消費者に売る最終的な商品の値段は上げづらいため、企業の利益は小さくなる。つまり、付加価値は小さくなり、GDPデフレーターもマイナス幅が大きくなる。逆に、原油価格が下がれば、GDPデフレーターはプラス方向へ動く。つまり、為替や世界情勢によって短期に変動する輸出入価格が、GDPデフレーターにも影響するのである。

(2)景気回復のとき、設備投資が増大するため、設備投資デフレーターがGDPデフレーターに大きな影響を与える。つまり、景気回復の時はGDPデフレーターはマイナス方向に振れやすく、景気悪化の時はGDPデフレーターはプラス方向へ振れるのである。

(3)2003年冬の公務員ボーナスが大きく減額されたため、GDPデフレーターに大きなウェイトを占める政府消費デフレーターが、大きく低下した。


 最後に、より正しい物価を導き出す方法を述べて、この話を終わりたい。それは、「連鎖指数」である。基準年を、ある一年に固定するのではなく、毎年、価格指数水準を100に戻して計算する方法である。
 アメリカでは、GDPデフレーターでは92年から、CPIでは2001年7月から、連鎖指数を用いている。
 日本では、2000年から国内企業物価指数の連鎖指数を、参考指標として毎月発表。単なる国内企業物価指数より、連鎖指数の国内企業物価指数はマイナス幅が大きい。消費者物価指数(CPI)の連鎖指数は、暦年係数として毎年発表している。

2003/11/06(木)

2006年、燃料電池自動車が、あなたの愛車になる。

 一部、NE Onlineに(無料)登録しなければ見れないサイトがあります。

 私は「欲望史観」を持つ。「多くの人間が欲望したモノは、驚異的な発展をとげ、人々の欲望を満たす」という史観である(勝手に、私が命名)。
 過去においては、日本人の「一億総メカ・オタク」という欲望が、すぐれた家電製品を生んできた。 そして、今、日本人が欲望しているものが、燃料電池自動車である。

伊藤洋一さんが、11月5日の日記で、燃料電池自動車のことを述べていた。現在、燃料電池自動車が1台1億円以上するのは確かだが、その情報が少し古いので、ここで述べておきたい。

燃料電池のイロハニホヘト(Vol.1〜4)に課題・目標が書かれてある。コストを1/100の300万円台にしなければならないという意見もある。

<燃料電池開発の歴史>
始まりは古く、アポロの月着陸船に、燃料電池が搭載されたこともある。
数年前までは、潜水艦用燃料電池を作ってきた「バラード」社(ダイムラークライスラーとフォードが主に資本参加)が燃料電池開発のトップを走っていた。
去年、トヨタが自社開発の燃料電池スタックを搭載した車をリース販売開始し、トヨタが開発のトップとなった。(同時期に販売を開始したホンダは、バラード社から燃料電池スタックを購入。つまり、自動車の心臓部分を外部に依存していた)
先月、10月、ホンダが画期的な燃料電池スタックを開発。発表済みの情報に基づくと、現段階では、ホンダが世界のトップに躍り出た。
ホンダの開発にあせったためか、バラード社が日本企業への自動車用・燃料電池のライセンス生産を初めて認める。

2003年2月の新聞記事を読むと・・・
<2010年までの目標>
(a)コスト十分の一
  現在、燃料電池は1億円位するので、まずは1/10の、1000万円を目指す。
(b)低温反応の開発
  0度以下の環境では、水が凍ってしまい、作動しない。
(c)圧縮水素のインフラ整備
  水素ガス・スタンドを、ガソリンスタンドと同じくらいの数、整備する必要がある。

<2020年までの目標>
(d)さらに十分の一のコストダウン(シビック位の価格にする)
(e)水素の貯蔵法(カーボンナノチューブかナトリウムボロンなど)


では、機能解説・・・
<車における貯蔵・搭載方法の分類>
(1)高圧水素タンク
  水素(気体)を高圧(700気圧・70MPa位)に圧縮して専用の高圧タンクに貯蔵・車載。
  (欠点)水素貯蔵量が少ない
(2)水素吸蔵合金
  水素(気体)を特殊な合金に吸蔵して貯蔵・車載し、加温により水素を取り出す。
  (欠点)金属が重過ぎる。
(3)液体水素タンク
  水素を極低温(-253℃)で液体にし、専用の遮熱タンクに貯蔵・車載する。
  (欠点)常に-253℃以下にするのは、難しい。

<エネルギー効率>(燃料電池のイロハニホヘトVol.3
3種類の「効率」がある。
「総合効率」WELL TO WHEEL(WTW):井戸からタイヤまで
WELL TO TANK(WTT):井戸 から自動車の燃料タンクまで
TANK TO WHEEL(TTW):タン クからタイヤまで(←燃料電池自動車)
総合効率(WTW)=(WTT) X (TTW)

現在のエンジンの総合効率(WTW)は、
ガソ リン車:16%前後
ディーゼル・エンジン:23%前後
ハイブリット:30% 行くかどうかといったレベル

燃料電池自動車の当面の目標値
総合効率(42%)=WTT(70%) X TTW(60%)


ホンダ・住友金属、セパレータの金属化・成功
先月10月、ホンダは画期的な燃料電池スタックを開発した。
ここでは「数千万円するセパレータのコストを減らすのが課題」と書かれていたが、低コストのセパレータを、ホンダが実現したのである。また、作動温度が-40度〜95度(実働:ー20度〜95度)となり、極寒地でも燃料電池が動くようになった。つまりは、2010年までの課題を、あっという間にホンダは克服したのである。新型・燃料電池スタックにより、コストは、1/10になり、市販車への搭載は、1〜2年後、とのこと。
参考サイト(1) (2) (3ホンダ) (4) (5) (6詳説

 セパレータは住友金属との共同開発である。プレス成形加工と打ち抜き加工による量産が可能で,自動車や家庭用コージェネシステム向け燃料電池スタックの小型・軽量化に貢献できるという。数千万円のコストを1/10にする目処がついた。参考サイト(1) (2)

 また、ホンダは、新型燃料電池で、熱効率50%を可能にした。この50%という数字でさえ、数年前には考えられない数字であった。あと10ポイント上げて、60%にすれば燃料電池自動車側のエネルギー効率競争は一応は終焉する。

 今まで、ホンダは、タンクに圧縮水素を貯蔵して直接使用する方法のみに照準を絞り、研究開発を推し進めてきた。ダイムラークライスラーやGMは、メタノール・ガソリン改質方式の研究を主体に推し進めてきた。3年前は、どの方式が適当かは不明であり、圧縮水素を直接、車に搭載する方法に将来性はない、とさえ思われていた。
 しかし、今となっては、圧縮水素貯蔵方式が最も適当となっている。いつものことながら、ホンダの先見の明は、優れている。ホンダは、トヨタより少ない開発費で効率よく研究開発を進めてきて結果を出したのである。

<今後の課題>
(1)触媒として使う白金の量を減らすこと
  その解決法の1つは、カーボンナノホーンを使うことである。その実用化は2005年らしい。参考サイト(1) (2)  (3)

(2)水素の貯蔵・運搬方法も問題である。水素分子は非常に小さいため、漏れやすい。
  自動車側の問題点は解決しつつある。今後は、水素を作り、貯蔵、運搬する技術の確立が急がれる。

<太陽電池>
燃料電池には、水素が必要である。その水素を作るためには、太陽電池が最も地球にやさしい。ホンダは、新型の太陽電池まで開発した。数ヶ月前に完成した太陽電池は、今までの三洋電機、シャープや京セラの製品と比べて、製造時の使用エネルギーは約6分の1、発電コストは半分以下という性能である。(参考サイト(1) (2) (3)


2006年には、1000万円前後で燃料電池自動車を市販することは可能になるだろう。だが、せめて500万円、できれば総額300万円台にならないと、一般大衆には普及しないと思われる。トヨタ・ホンダさん、早くがんばって作ってください。

数年前の人々が20世紀にいた頃は、燃料電池自動車が完全に「夢の自動車」であった。しかし、今は、ボンヤリとではあるが、市販化の目標が見えてきた。5〜7年前、デジタルカメラが店頭に並びだした頃のデジカメはオモチャであり、100万画素で100万円したものである。だが、今では1000万画素さえ視野に入ってきている。一年間で2.5倍ずつ、値段あたりの画素数が増えた計算になる。燃料電池も近いうちに、デジカメと同じ道をたどるかもしれない。


さて、投資家としての視点で見ると、投資すべき対象は、商品先物のうちの、白金やパラジウムである。また、インフラ整備の点からは、岩谷ガス。燃料電池やモーターでは、NECや日立製作所などが有望であろうか。セパレータの住友金属なども注意。

おすすめ参照サイト

11/3(月)、阪神タイガースの御堂筋パレードに行ってきました。9時に到着したときには、すでに3列の人垣ができている。本を読みながら待つ。10時過ぎ、小雨が降り出す。10時30分頃、土砂降りの雨。10時50分、集中豪雨。10時55分、3台のフロート(山車)がきました。皆、傘をたたんで、手を振り、声を張り上げる。その間、約3分。あっという間でした。選手もファンも、びしょ濡れです。
 まあ、星野さんの姿が見れたので良かったです。人垣は13列くらいになってました。若者が6割、おばちゃん2割、おじちゃん15%位かな。
 途中で、ジュンク堂書店によって、トイレの温風乾燥機で、服を乾かしましたが、寒気が・・・。

デフレから、インフレ・金本位制の時代へ(4-1)  (2003/11/02(日))

GDPデフレーター(1)

 10月31日総務省発表の10月の東京都区部・消費者物価指数では、前年同月比0.1%の下落であった。だが、私は消費者物価指数がそれほど重要とは思わない。それよりは、生産者物価指数(前年同月比)が上値抵抗線を上抜くことが重要だと思う。
 だが、昨日11月1日の日経新聞朝刊を見ると、「消費者物価指数の下落率が縮小したわりには、GDPデフレーターの下落率が大きい」と書かれている。また、31日の日銀展望リポートは「2004年も0.3%前後のデフレだろう」と予測した。

 ここで疑問が2つ生じている。
(1)本当に、デフレはまだまだ続くのであろうか。
(2)GDPデフレーターが、消費者・生産者物価指数より下落率が大きいのは、なぜか?

今回は、(1)GDPデフレーターの予想、を行なう。
下のグラフは、GDPデフレーター(対前年同期比)である。最近、新基準に変更されたので、グラフは2つ書いてある。

2つ(赤と緑)の上値抵抗線が引ける。
緑の実線(上値抵抗線)と平行に、緑の点線を引くと、下値抵抗線ともなる。

では、赤の上値抵抗線(赤色の実線)は、どのような推移をたどるか計算してみよう。
2003年7-9月期    −1.38%
2003年10-12月期  −1.48%
2004年1-3月期    −1.58%
2004年4-6月期    −1.68%
2004年7-9月期    −1.78%
つまり、今後、GDPデフレーターが上記の値を上抜ければ、その後、GDPデフレーターは急速にプラスになるだろう。

また、国内企業物価指数(対前年同月比)の上値抵抗線も計算してみる。(10月01日のグラフ参照
2003年11月     0.04%
2003年12月     0.02%
2004年1月    −0.003%
今後、国内企業物価指数(対前年同月比)が上記の値を上抜ければ、デフレは終了するであろう。

現在の予想では、少なくとも来年1月の国内企業物価指数はプラスになると思われる。そして、上値抵抗線を上抜けて、デフレは終了するであろう。
正確には「1月、国内企業物価指数(対前年同月比)がプラスになれば、デフレは終わる」である。


 しかし、注意点として、上のGDPデフレーターのグラフにおいて、
(a)赤の上値抵抗線(赤色の実線)を上抜けられなかった場合と、
(b)赤の上値抵抗線を上抜けても、緑の上値抵抗線(緑色の実線)に押さえつけられた場合、
再び、デフレは深刻化し、デフレ脱出には少なくとも、さらに3年かかると思われる。

さて、明日は数十年ぶりの阪神タイガースの御堂筋パレードである。何時に行くべきか。

2003/10/23(木)

ナンバで歩く
 腰痛に効果がある?話を今回はいたしましょう。
 最近、古武術が見直されてきた。その中の、一番有名な武術家(武道家ではない)は、甲野善紀である。現在、NHK教育(水曜日10:25)の人間講座『「古の武術」に学ぶ』にて、出演されている。本も色々書かれておられるようだ。
 彼の元を訪れるスポーツマンは多く、有名な人物としては、ジャイアンツの桑田投手(1) (2)、世界選手権200m銅メダリストの末續慎吾がいる。末續選手の独特の走りの1つに、スタート時の足の配置の仕方がある。普通、人間はスタートの時、足を交差させて構える。だが、末續選手は足を、ほとんどそろえて構えるのである。今までそのような非常識な走りをした一流選手はいなかったため、世界選手権大会の時には審判から注意され、本調子を上げることができなかった。それでも銅メダルという快挙はすばらしいものである。(その後、世界陸連は、末續選手の足をそろえてスタートを切る走り方を認める決定をした)
 また、桐朋学園バスケットボール部では古武術の一部を動きに取り入れて、インターハイ出場を果たしている。そのことが大きく取り上げられたため、現在、日本全国のバスケットボール部では、古武術を取り入れ、一本歯下駄で歩くのが流行っているそうだ。(防衛大学校バスケ部の一例

 日本古来のスポーツである大相撲を見れば分かるが、力士がテッポウを打つとき、右手で突くときは右足を前に出し、左手を前に出すときは左手を前に出す。また、時代劇(座頭市など)の居合い抜きを見ていると、サムライが刀を抜くときは、右手右足を斜め前に、左手左足を斜め後ろに半身になり、瞬時に刀を抜き、そのまま相手を切りつけていることが分かる。これらの動きは、日本独特の動きであり、日本以外の国(西洋や中国など)では逆の動きをするのである。西洋のフェンシングや中国刀などは力でもって相手を倒すが、日本刀は切れ味が鋭いため、力が必要ないことも関係あるのかもしれない。

 右足を前に出すときは右手を前に出し、左足を前に出すときは左手を前に出す。このような日本古来の歩き方を「ナンバ」という。

 普段、我々が歩くとき、右足を前に出したときは左手を前に、左足を前に出したときは右手を前にして歩く。運動会の行進でも、軍隊にしても、同様である。しかし、このような手足の動かし方は日本古来のものではない。江戸時代末期に、西洋式軍隊がもたらされた時に同時に導入された歩き方である。西洋式軍隊では、鉄砲を担いで長距離を歩くのが重要であり、刀を捨てたサムライは、西洋式歩き方が合理的だったのである。
 武術も同様に、武道と変わり、柔術は柔道へ、剣術は剣道へとなっていった。現代の柔道は、明治時代に嘉納治五郎によって、体育として広まったものである。講道館柔道のサイトにも、そのように書いてある。古武術はほとんど衰えていたのだが、ここ数年になって、突然、日の目をみるようになってきたのである。

 では、我々一般人は、古武術をどのように役立たせることが出来るだろうか。それは、普段の歩き方に取り入れるのである。ナンパで歩くのである。当初は精神的な違和感があるのだが、私は何回か、試してみた。すると、腰と股関節のネジレを感じないのである。腰の周りに負担がかからず、楽なのである。
 私は腰痛はないので分からないが、腰痛持ちの方、一度試してみてください。もしかしたら効果があるかもしれない。これで腰痛が軽くなったという方がおられたら、ご一報を。

 追記
ナンバと別に、常歩という歩き方もあるらしい。奥が深そうである。(剣紫館サイト

デフレから、インフレ・金本位制の時代へ(3)  (2003/10/20(月))
 本日発売のエコノミスト(10/28号)14ページに、国際商品市況のことが書かれてある。
 国際商品市況全般の動きを示すCRB先物指数は、1980年の最高値から2002年まで、20年に渡って下落してきた。つまり、国際的に、20年間、モノの値段が下がってきたのである。また、日本の国内企業物価指数も1980年からずっと下落してきたのである。しかし、最近、金、原油、大豆などが極端な上昇を見せ、数年ぶりの高値をつけている。つまり、デフレが終わり、インフレの匂いが漂ってきたのである。

 米株価、ドルは、CRB指数と逆相関を示してきたのだが、そのアメリカ経済を見てみよう。
 今、アメリカの双子の赤字(財政赤字、経常赤字)が、史上最大の大きさになっている。GDP比で、それぞれ4%と5%もの赤字である。(もっとも、日本は8%の財政赤字であり、ヒトのことは言えないが、経常収支は黒字である)。そして、この双子の赤字がさらに拡大しつつある。
 また、今、タイのバンコクで開かれているAPECでは、中国の元切り上げ問題が話し合われている。数年はかかるかもしれないが、近い将来に中国が元を切り上げるのは明白である。また、昨日も述べたように、来年1月からは中国からの輸入商品の価格は3%上昇するのである。中国から輸入している様々なモノの値段が高くなるのである。

 現在の予想では、元を切り上げる場合、元の価値は約30%上がると言われているので、中国からの輸入品(ユニクロの服、タオル、お菓子についているオモチャなど)の値段が45%(切り上げ30%と税金還付率15%)上昇するのである。 そして、中国人12億人が、強くなった「元」で世界中の資源を買いあさるのである。その結果、アメリカでは物価が上昇し、超インフレになるであろう。
 また、イラクからアメリカ軍が撤退する事態になった場合(来年秋の大統領選挙で民主党が政権をとれば可能性は、さらに大きくなる)、アメリカの政治力は大きく低下する。今、アメリカに世界中のお金が向かっているが、その一番の理由は、最強の軍事力を持っているからである。つまり、お金は世界一強いアメリカに頼っているのである。ところが、その軍事力に疑問符が付けば、その前提が崩壊する。

では、アメリカへ投資できなくなった資金はどこへ向かうのであろうか。いくつか候補がある。第一には、ヨーロッパのEUである。しかし、今、ヨーロッパはデフレの瀬戸際にあり、ドイツは既にデフレ・スパイラルの中にいる可能性がある。また、ドイツとフランスの来年度予算は、財政赤字が3%を越えそうな雰囲気である。

 第2に、中国元が良いかもしれない。しかし、中国は10月初旬からバブル崩壊の過程に入った。少なくとも数年は、底にいるだろう。なぜだが説明しよう。中国元は、固定相場制であり、1ドル=8.3元に固定されている。しかし、中国の経常黒字は非常に大きいため、将来、元が切り上げされる可能性が非常に大きい。世界中の資金が中国国内に流入し、その資金が不動産・株に向かっているのである。つまり、中国はバブル状態にあった。(これが、バブルなのか、それとも、単なる経済成長の一環なのかは現状では不明である。数年後に判明するであろうが、私はバブルと思っている)
 先日、中国当局は、銀行の貸し出し抑制に乗り出した。 これは、日本における91年の総量規制と同じインパクトをもたらすであろう。中国は、もっと早くから経済成長を抑えるべきだったのである。 また、電力不足も深刻であり、全ての中国人がクーラーのスイッチをつければ、来年の夏は、さらなる大停電を引き起こすであろう。

 一方、これ以上の円高が進まなければ(現在、110円45銭まで戻っている)、日本経済はようやく離陸できる。つまり、お金の流れる先は、日本しかない。だが、日本にも巨額の財政赤字があるので、インフレが起こるであろう。おそらく、年間10%前後のインフレになる可能性が高い。年間10%のインフレが8年続けば、モノの値段は2倍になる。
 アメリカは、双子の赤字があるので、さらに深刻なインフレとなるであろう。

では、金本位制についての話は、次回に。

デフレから、インフレ・金本位制の時代へ(2)  (2003/10/19(日))

70年前、日本では、1920年〜1931年まで、デフレとなった。

1914年(大正3年)7月: 第一次世界大戦が勃発
1915年:          長年赤字の貿易収支が黒字に転換。
1918年(大正7年):   第一次世界大戦・終戦。
1920年(大正9年)3月15日:東京株式市場・大暴落
1920年(大正9年)4月7日:大阪株式市場で再び株価暴落が生じ,影響は綿糸・生糸・米など商品相場の急落へと拡大した。
1923年(大正12年)9月1日: 関東大震災
1927年(昭和2年)3月14日:国会にて、片岡大臣が金融危機の深刻さを強調する余りメモ「渡辺銀行は14日午後1時、遂に支払を停止せり」の内容を口走り、金融恐慌発生。その後、1ヶ月で37の銀行倒産。鈴木商店倒産。
1929年(昭和4年)10月24日:ニューヨーク株式市場・大暴落(暗黒の木曜日)
1931年(昭和6年)9月18日:満州事変(柳条溝事件)
1936年(昭和11年)2月26日:二・二六事件 
→1937年一般会計歳出(決算)・大膨張
1937年(昭和12年)7月7日:日中戦争(盧溝橋事件)
1939年(昭和14年)9月:ドイツがポーランドへ侵攻、第二次世界大戦。
1941年(昭和16年)12月8日:真珠湾攻撃、太平洋戦争。


 注目すべきは、国内企業物価指数のグラフ上に引かれた赤い実線である。上値抵抗線として、企業物価が上昇するのを抑えていた。しかし、それを上抜けるて、デフレが終わったことになる。もっとも、31年9月の満州事変がデフレを終わらせたのかもしれない。

 また、興味深いのは、インフレの谷(緑の矢印)の間隔である。1927年までは、6年周期でデフレ(インフレの谷)が来ていたのだが、1927年から現在まで、7年3ヶ月の周期でデフレになっているのである。
 1920年代の日本は、農業社会から工業社会へと変わる時だったので、その変化と関係あるのかもしれない。または、ケインズ理論が普及しだした時と関係あるのかもしれない。

 10月1日の国内企業物価指数のグラフを、もう一度見てほしい。
 今回のデフレもグラフを元に考えると、あと数ヶ月〜1年で、企業物価指数は上昇しはじめる可能性は高い。また、来年1月から、中国からの輸入品が3%上昇するので、その影響にも期待できそうである。(もっとも、数ヶ月以内にデフレが終わらない場合、10月1日のグラフから考えると、デフレ終焉まで、さらに3年かかる可能性もある)

デフレから、インフレ・金本位制の時代へ(1)  (2003/10/01(水))
 厳密に言うと、デフレは既に終わっている可能性が高い。以下で、詳しく述べていこう。

 物価には、消費者物価指数企業物価指数 (詳説)の2種類がある。我々消費者がお店で買ったモノや、受けたサービスの値段が、消費者物価指数である。一方、ある企業が、別の企業から買うモノの値段を企業物価指数という。
 まず最初に、消費者物価指数について語ろう。いわゆる「デフレ」というのは、消費者物価指数を元にしている。(グラフ
その数値を見てみよう。


グラフを見ると、消費者物価指数の低下率が年々、減少しているのが分かる。だが、数字とは違って、実際は物価は上昇しているらしい。

 女性が買う洋服の単価(一着あたりの値段)は2001年から上昇している。また、男性が購入する紳士服の単価も2003年2月頃から上昇してきている。それなのに、なぜ、デフレが終わっていないのか疑問がある方がおられるかもしれない。その理由は、政府が消費者物価指数を計算する時、絶えず同じ商品の値段を見ているからである。一方、消費者はいつも同じ商品を買うわけではない。
 例として、マクドナルドのハンバーガーをあげよう。政府がチェックする価格は、いつも一番安いハンバーガーである。そして、ここ数年、多くの人が安いハンバーガーを好んで食べてきた。しかし、お小遣いに余裕が出たので、チーズバーガーやビッグマックを食べるようになった、とする。つまり、今までは80円のハンバーガーで我慢していたのが、120円のチーズバーガーになったわけであり、消費者が購入するモノの単価が上がったということになる。
 一方、政府が調査するのは、いつも普通のハンバーガーであり、80円のままで、物価は上がっていないことになる。

よって、もし、10月31頃発表の都区部消費者物価指数と、11月12日頃発表の国内企業物価指数が前年以上の値になった時、「デフレは終わった」と週刊誌やワイドショーが騒ぎ出すだろう。そして、「景気」と書くように、日本人の「気持ち」が変わったら、デフレは終わったのである。
 その結果、金利は急騰する。さらに、住宅ローンの金利もまた、急騰するであろう。


さて、経済の教科書を開けば、サイクル理論というのがある。ある周期でもって、好景気と不況が順番に来るというものである。その周期には、4種類あるのだが、ここでは最も長い「コンドラチェフの波」について説明しよう。このサイクルは約60年周期であり、国内企業物価指数を元に計算する。



1982年から国内企業物価指数が下落しているのが分かる。つまり、2003年までの21年間、国内企業物価は下がり続けているのだ。
グラフ内に引いてある赤い実線が、上値抵抗線として押さえつけている。この抵抗線は、次回、さらに説明する。
緑の矢印は、インフレ率が低下して、谷を形成したところである。約7年3ヶ月の周期がある。ただし、1978年10月〜1987年1月は、1921年のデフレから66年目であり、コンドラチェフの波の影響により、8年3ヶ月間である。
 また、1962年10月〜71年3月も、8年5ヶ月間であるが、なぜ延長したかは不明である。

では、コンドラチェフ・サイクルが60年なら、前回のデフレはどうだったのだろうか。
続きは、次回。

2003/9/18(木)

第3次ジャポニスム・ブーム

 欧米におけるジャポニスム・ブームは、これまで2回起きている。そして、現在、第3次ブームが進行中である。

 第1次ブームは、19世紀後半から20世紀初頭に起こった。元々、19世紀の欧米人は、東洋への神秘的な関心を強めていたのだが、1867年のパリ万博で日本の多くの美術工芸品が展示されたことが、発火点となった。多くの人が日本のモノの斬新さ・美しさに感銘を受けたのだが、最も大きな影響を受けたのが芸術家たちであった。印象派のマネ、モネ、ルノワール、そしてゴッホやゴーガン、ロートレックなどが、浮世絵版画から影響を受けたといわれている。(ゴッホ作「タンギー爺さん」

 第2次ブームは、1951年のベネチア映画祭での黒沢明監督『羅生門』のグラン・プリ受賞で始まった。黒沢に続いて溝口健二、衣笠貞之助の作品が同じくベネチアで、カンヌで受賞し、敗戦国日本が映画で示した創造のエネルギーに対する驚きは、文化の他の分野への関心のよび水となった。

 ブームを大きく分けると、1950年代を第2次ブーム、現在のブームを第3次とするのだが、その合間にも、世界各地でジャポニスム・ブームは起きている。

 ファッション界では、1970年代前半にジャポニスム・ブームが起きた。1970年、森英恵がニューヨークでコレクション活動を開始し、パリでは高田賢三、三宅一生がコレクションを開き、やまもと寛斎はロンドンでコレクションを開いた。その頃、パリのファッション界はリード力の衰えが目立ち、結果、経営の危機を招いていた。これを救ったのが、三宅一生、高田賢三、山本耀司、川久保玲、松田光弘らの起こしたパリモードの革命であった。

 70年代後半になって、日本のテクノロジーが世界を席巻しだした。79年にはハーバードのヴォーゲル教授が「ジャパンアズナンバーワン」という書をなし、アメリカに対して、日本を見習えという警告を出した。そして、世界経済が第2次オイルショックで停滞する中、日本のみが持続的経済成長の道を突っ走ったのである。日本製工業製品への憧れとともに、寿司などの食文化までが世界に浸透していった。日本の「美」もまた再認識され、77年「ニューズウィーク」誌に山口小夜子が登場し、世界のモデル界のトップに君臨した。「小夜子マネキン」が作られ、世界各国の一流店のウィンドウを飾ったほどである。

 85年のプラザ合意を経て、日本はバブルへと突っ走るのである。そして、90年を境に、「自信のない日本」を演じるようになる。若者層の失業率が高くなり、社会性に欠けた若者が増えていった。

 だが、「社会性がある」というのは「日本という殻に閉じ込められている」ということでもある。
 「戦後の社会性」を失った日本人は、「自尊心をもった社会性」を目指す者と、「まったく新しい独創性」を目指す者とに別れていった。前者の代表が「声に出して読みたい日本語」であり、後者がオタク文化である。そして、2つの流れが世界へと向かい、第3次ジャポニスム・ブームを生み出したのである。

 第3次ブームは、今、最高潮に達しようとしているところである。絶頂期に到達しつつあるが、少なくとも2010年頃までは続きそうな勢いである。今回は、より一般大衆への影響が大きくなっている。
 第1次ブームは欧米の文化人が主体であった。第2次ブームは世界の大人たちが主体であった。第3次ブームの現在は、漫画・アニメが主体となっており、大人にも子供にも日本文化として受け入れられるようになっている。食事の面からみると、伝統的な寿司・天ぷら・刺身ではなく、焼きそば・焼肉・牛丼・肉じゃがといった家庭料理が主体となっている。ブラジル・サンパウロでは、ブラジル伝統料理より、焼きそば・焼肉の日本料理店の方が多いらしい。

 90年代末は、オタク文化が先に世界を駆け巡った。芸術面では、村上隆がルイ・ヴィトンのバッグをデザインし、NYに塔を建てた。映画では、宮崎駿がベルリン映画祭の金熊賞とアカデミー賞を受賞した。アニメ・漫画では、ポケモンやパワーレンジャー、遊戯王が世界へと向かった。

 90年代は留学は流行し、TOEFL、TOEIC受験者が急増したが、結局、英語を習得して活用できたものは少数であった。「国際化=英語」と考え、日本を飛び出していった人々は、英語習得の先にある「モノ」を持っていないことに気づき、虚しさとともに日本に帰ってきた。
 21世紀になり、空虚な日本人が再び自分の国へ目を向けた時はじめて、日本伝統の再構築が始まった。その再構築作業は、日本文化に興味をもった外国人とともに混じり合いつつある。


座頭市
(映画を見てない人は、読まない方が良いです。今まで見た映画の中で、優秀作品5本指の中に入る、とだけ言っておきます。あと、瞬き(まばたき)はなるべくしないように。殺陣が一瞬なので見逃します)

 映画界における伝統文化のジャポニスム・ブームが、座頭市である。先日、ベネチア映画祭で監督賞を受賞した座頭市」を見てきた。
超映画批評シネマチェックバラ色映画日記はてなDiaryに書かれているように、殺陣(たて)はすばらしかった。史上最高と断言できる。いわゆる「チャンバラ」でない。「殺陣」である。
 新奇性も十二分にあり、北野武の金髪も違和感はなかった。ガナルカナル・タカのコメディーもアクセントを添えていた。バックに流れる音楽も、それに合わせて踊るタップダンスも良かった。違和感はなかった。

 だが、何かが足りなかった。色々考えたのだが、映画全体のリズム(音楽のことではない)が変なのである。ある批評サイトには、脚本が弱いと書いてあったのだが、私は、ビートたけしの性格にあると思う。この映画を音楽に例えると、ロックとクラシックが混じっているような感じがするのである。
 音楽でも、エレキギターでクラシックを演奏することはできる。だが、クラシックをアレンジして、ロック調にしてから演奏するのが普通である。だが、この座頭市では、クラシックを編曲せずに、楽譜を見たまま、エレキギターで弾いているような感じなのだ。その結果、突然、ロックになったり、クラシックになったり、違和感を覚えるのである。つまり、殺陣とコメディー、ダンスはロック調なのだが、日常会話や回想シーンがクラシック調のままなのである。北野武は、ちょっと手を抜いてしまったのだろう。
 もっとも、苦言を述べはしたが、日本の映画史に残る作品とは思う。ぜひ、ご覧あれ。


 ここの批評には驚いた。これは、映画を見る前には、絶対見ないように。
以下、隠し文字。反転すれば読めます。ネタばれなので、映画を見てない人は、絶対、読まないように。
映画を見ての疑問点は、2点あった。
第1は、市はハーフなのかどうか、という点である。髪が金色なのも、目が変な色をしているのも、彼がハーフであり、その差別を避けるため、盲目のふりをしているという説がある。第2は、彼は見えるのか、見えるふりをしているが実は見えないのか、という点である。私が、彼の目が灰色の曇った色をしていたことが、本当は見えないのかもしれない、と思うのである。)

 今まで、私は北野映画を評価していなかった。なぜなら、今までの映画はアートだったからである。彼は、芸術映画(アート映画)を撮ろうとした。だが、アートというのは、人気を度外視したものであり、一般大衆にとっては「死んだモノ。過去のモノ」である。(アートを全否定するわけではなく、私自身、アートをこよなく愛するので、誤解しないように)。
 ビートたけしはポピュラーな笑い、つまり娯楽で生きてきた。それなのに、彼は娯楽を無視して映画を撮ってきた。私は、「娯楽の天才、北野武は娯楽から逃げていた」と感じたのである。だが、今回、彼は高尚なアートではなく、地べたに座って映画をとった。彼のすばらしいエンターティメント(娯楽)映画を高く評価したい。

第3次ジャポニスム・ブームと映画
座頭市は、先日、トロント国際映画祭でも最高賞を受賞したとのこと。アカデミー賞(国際賞)を受賞する可能性も高くなった。また、サムライを参考にしたアメリカ映画が同時期に公開される。

 タランティーノ監督の新作「キルビル
 トム・クルーズ主演の「ラストサムライ

 この流行は、伝統に重点をおいたジャポニスム・ブームの一環だろう。だが、北野武の「座頭市」の前には、外国人の撮ったサムライ映画はウソの臭いが漂ってしまうのである。なぜなら、本当の真剣の試合というのは、一瞬で決まるからである。

 ハリウッド映画では、主人公が敵のボスの攻撃に苦しみながらも、最後は大逆転で勝つ、というのが定跡である。スターウォーズのダークベーダー達が光の剣でやるチャンバラに代表されるように、敵ボスを倒すのに、5分も10分もかかる。
 だが、日本の「美」というのは、一瞬の中に美しさがある。日本人の私にとっては、その一瞬が美しいのだが、外国人にはそれが分かるであろうか。ジョージ・ルーカス監督は黒澤映画に大きな影響を受けており、日本映画のチャンバラを参考にしたはずではあるが、その「一瞬の美」までは理解できなかったようである。



余談(映画を見てない人は、読まないように)
さて、柄本明が出てくるが、彼の俳優としてのすばらしさをご存知だろうか。先日、NHK芸術劇場で放送していたチエーホフ作「煙草の害について」を見た。柄本明のみが登場人物の1人劇であるが、彼の演技というものをはじめて知った。柄本明がなぜ、有名な作品に多数出演しているのかが、初めて分かった。一度、彼の舞台をじかに見るべきであろう。また、チエーホフの劇というのも面白そうである。

2003/8/29(金)

宅間守被告は死刑にすべきでない
 今日の題材は、非常に刺激的なものである。題を見て、一部の人は反感を覚えるかもしれないが、以下の文を読んでもらいたい。
 昨日、大阪地裁にて、宅間守の死刑判決が決まった。だが、むなしさだけが残ったのである。彼は望んでいた死刑判決を与えられた。それで?
 彼の中には、彼自身の法則があるのだろう。そして、その法則の中では、大量殺人をすることは許されることなのである。その結果、死刑となることもまた、彼の法則に従うことなのだ。つまり、彼は、自分自身を殉教者と思っているのだろう。殉教を望むものに死を与えることは、被害者心理として許すことが出来ない。では、どのようにすればよいのだろうか。答えは、彼の中の法則に反する規則を強制的に与えることである。
 一般的に、死刑囚は懲役もなく、待遇の良い刑務所生活を送れるという。そのような生ぬるいことは許されないし、彼を甘やかせることは遺族心理としても許せないだろう。では、どうすれば良いだろうか。一案としては、革手錠をして拘束し、手を使えないようにして、独居房に放り込むのが良い。手を使えないので、当然、食事は犬食い。そして、その苦しみから、宅間被告が殺してくれ、と叫んでも、永遠に屈辱を与え続けるのである。独居房と革手錠は、非常に苦しいものらしい。数年間、独居房に閉じ込められれば、気が狂ってしまうと言われている。そして、数十年たって、宅間守が正気を失ってから死刑をすれば、遺族の人もなんとか納得できるのではないだろうか。

2003/8/27(水)

21世紀は、核拡散の世紀。----アメリカの2枚舌外交が、核拡散をもたらす。
 20〜30年前、5大国以外が、核兵器を所有することは、タブーであった。 南アフリカが過去に核兵器を保有していたが、すでに破棄したといっている。
 しかし、今、核所有が流行となっている。 数年前には、インドとパキスタンが核実験を行ったが、誰も止めることができなかった。経済制裁も行ったが、911の後は、なし崩しになっている。また、イスラエルも推定100〜200発の核兵器を所有しているが、アメリカは黙認している。
 北朝鮮は、1〜2個とはいえ核兵器を開発した可能性が高い。本日からの6カ国協議で議論に進展が見られなかったら、9月9日の革命記念日に核爆発実験をする可能性は小さいながらもある。
 また、イランでも核兵器開発が進展している。この流れは、たとえイランのイスラム政権が崩壊して、民主主義的な政権に変わったとしても、変わらないだろう。 イランの人々にとっては、イラクが核開発を始めたときの、イスラエル爆撃を思い出すであろう。81年、イスラエルは、建設中のイラク原子炉を爆撃して破壊したのである。
 先日、8月14日、イランは、ブシェール原発2号機建設の契約推進を決定した。ブシェール原発とは、ロシアの協力でペルシャ湾岸に建設中のイラン初の原子力発電所であり、出力百万キロワットの軽水炉である。1970年代、ドイツ企業が建設を始めたが、イラン・イラク戦争(80―88年)で破壊され、核技術の拡散を危ぐする米国の圧力もあり事業継続をいったん断念。その後ロシアが建設引き継ぎの交渉を開始、95年にイランとロシアは1号機の建設契約を正式に結んだ。05年以降に1号機を稼働開始予定である。

 様々な問題があるが、核兵器使用の閾値を低くしている一番の原因はアメリカ自身にある。今、アメリカでは、小型核兵器の使用が検討され、「小型なら問題ない」という意見が増えてきているようである。
 日本のヒロシマ・ナガサキを見てもらえればよい、という意見があるが、これは非現実的である。なぜなら、第3世界の国々では、国家権力が強い。そのような国で、国家の意思に反する運動は抑圧されるのである。「我々は民主主義国家である」と言っているアメリカでさえ、スミソニアン博物館での被爆者遺品は展示することが出来なかったのである。つまり、核兵器所有の国では、反核運動をすることは社会的に許されないのである。

 NPT体制の崩壊は迫っている。韓国でも、若い反米の人々の中には、核兵器を持つべきだという意見があるようだ。もし、韓国、ロシア、中国、この3カ国に囲まれた場合、我々日本人はどうなるのであろうか。あと30年間くらい、我々の目が黒いうちは、日本人の意識もまだ変わらないであろう。だが、その後は・・・。
 21世紀は、核抑止論のタガが外れた恐ろしい世紀になりそうである。この流れは、止められないだろう。

 最後に、我々投資家は、どのように動けばよいのか考えてみよう。
(1) 北朝鮮核実験成功の場合 日本株は売り、日本円も売り、金は買い。 原油は難しい。ちょっとは上がるかもしれない。
(2) イスラエルのイラン原子炉攻撃の場合 株は売り、金は買い。原油は暴騰。 ドルの下落で、日本円・ユーロが上がるかも。

2003/8/15(金)

住宅ローンを借り換えよう
 ここ数年、日本では70年ぶりのデフレが進行しています。1982年から卸売り物価は低下していますが、消費者の立場でみると最近、特に顕著になっています。 そのため、長期金利も低下傾向が続いています。普通の人にとっては、「何やそれ」「だから?」という声があるかもしれません。しかし、住宅ローンを借りている人には、人生設計を左右するほどの影響があります。
 ここで、毎日の長期金利を見たいなら、 Nikkei Net「債券投資まるごとガイド」の上方に、「長期債利回り」と書かれた1%前後の数字がありますが、これが固定型住宅ローンを計算するための基準となります。(いわゆる、長期金利を指す)ここのサイトの「国内マーケット」をクリックして、このページに行き、 下の方の「長期国債」という項目のグラフ(長期金利のこと)を見ると、6月30日の長期金利は0.85%です。ちなみに、三井住友銀行の35年2.98%の広告が出た6月20日頃は、長期金利は0.6%位です。

 さて、7月18日のトピックス「長期金利の動向と今後の見通し」を見ると、
「長期金利の低下が継続するかどうかという点であろう。これについては、私自身は一時的といった見方をせざるを得ない。景気回復期待も多少なり出てきていることもあり、また、長期金利の0.4%台というのはさすがに異常との認識も債券市場関係者の間では広がっている。このため、もう闇雲に債券を買う(金利が下がる)といった行動は投資家も起こしにくい。」
「そうはいっても、まだデフレ懸念も解消されたわけでもないため、ある程度の資金は国債を中心とした債券に引き続き投資せざるを得ない(金利が上がらない)ことも確かである。」
「今後の長期金利のレンジを予想すると、長期金利は低下したとしても、0.9%程度。また、上昇したとしても、1.5%あたりまでと思われる。このレンジをブレイクすることになれば、それは経済実態がよほど悪化するか、もしくは反対に景気回復期待の強まりなどによるものと思われる。」
 色々引用しましたが、つまり、今後、将来、数十年に渡って、ふたたび0.4%まで金利が下がることは、99%の確率で、ありえません。おそらく、下がったとしても、0.65%くらいでしょう。 え〜、ちなみに、この日経のサイトには個人向け国債の話がたくさんありますが、絶対、買っちゃ駄目ですよ。損しますから。

 長期金利が上がる原因は2つあります。(1)景気が本格的に回復する場合。(2)景気が回復しなくて、日本政府が借金がさらに膨らむ場合。もし、あと5年以内に景気が回復しなければ(2)になる可能性はあります。もっとも、私は、2006年景気回復論を唱えてるんですがね。
 まあ、とにかく、今、この1ヶ月が住宅ローン借り換えの大チャンスなのです。

 では、実際に、住宅ローン金利を見ていきましょう。

住宅問題研究所より
民間ローン金利の推移(都市銀行の例)
                         (2004年3月2日追加)

(1)東京三菱銀行
 ここは、日本で最も倒産しにくい銀行なので、サービスが悪いです。

(2)三井住友銀行
 35年間、2.98%固定金利 (←2003年8月現在であり、変動します)
  これは、すばらしい。
 三井住友銀行に問い合わせたところ、この金利キャンペーンは8月末まで続くそうです(予定)。だから、今なら間に合うかも。

(3)みずほ銀行
 ここを見ると、7月1日〜7月31日の10年間固定金利は3.000%、20年間固定金利で3.750%だそうです。
 ここを見ると、9月末までは、 優遇内容 「固定金利選択方式(2年、3年、5年、7年、10年)を選択された場合、借入当初の固定金利適用期間中について、金利を基準金利から年0.7%優遇いたします。」 とあります。 これはお得。しかし、この優遇内容は、15年固定や20年固定の場合は適用されるのでしょうか?その辺りは聞いてみてください。もし、適用されるなら、ぜひとも、15年固定、20年固定をお勧めします。
 20年固定金利の場合
  1〜10年:3.050%  
  11〜20年:3.550%  
  21年〜:変動金利 となるはずです。
 さて、最近、りそな銀行がつぶれて公的資金を入れましたが、みずほ銀行も同じようになる可能性はないのでしょうか? 私は、倒産する可能性は低いと思います。みずほ銀行は世界第2位の大きさの銀行です。もし、つぶれれば日本経済は破綻します。そのようなことは政治がさせません。また、万に一つの確率で倒産したとしても、住宅ローンは継続できることが過去の事例では分かっています(過去に倒産した銀行では、住宅ローンは継続できた)。 そういうわけで、住宅ローンが駄目になる可能性は0%と思います。

 ただし、注意しなければならないのは、(1)長期の固定金利ローンにしないと意味がないこと (2)現在の金利がある程度低い場合、借り替えると逆に高くなる可能性があること、です。
 最終的な決断は、自己責任にてお願いいたします。


何年ローンにするべきか
 また、借り替えのとき、残り20年借りるか、35年いっぱい借りるかという問題があります。ここで注目すべきは、将来の負担の割合です。では、将来、いくら給料をもらえるのでしょうか。

 この統計の一番上のもの。 家計(収入・支出) 1世帯当たり1か月間の収入(勤め先収入、事業・内職収入、預貯金引出など)額、 支出(生鮮肉、一般外食、家賃地代など)額 家計調査(二人以上の世帯)[毎月] を見てみましょう。ここの、長期時系列データの 「18−2 1世帯当たり年平均1か月間の支出−勤労者世帯」 (昭和38年〜平成13年)(全国) のエクセルデータをダウンロードして、見てみます。
 実収入の項目(毎月平均)を見ます。
昭和38年:53,298円
昭和39年:59,704
昭和40年:65,141
昭和41年:71,347
昭和42年:78,725
昭和43年:87,599
昭和44年:97,667
昭和45年:112,949
昭和46年:124,562
昭和47年:138,580
昭和48年:165,860
昭和49年:205,792
昭和50年:236,152
昭和51年:258,237
昭和52年:286,039
昭和53年:304,562
昭和54年:326,013
昭和55年:349,686
昭和56年:367,111
昭和57年:393,014
昭和58年:405,517
昭和59年:424,025
昭和60年:444,846
昭和61年:452,942
昭和62年:460,613
昭和63年:481,250
平成01年:495,849
平成02年:521,757
平成03年:548,769
平成04年:563,855
平成05年:570,545
平成06年:567,174
平成07年:570,817
平成08年:579,461
平成09年:595,214
平成10年:588,916
平成11年:574,676
平成12年:560,954
平成13年:551,160
 いやー、平成3年と平成13年の給料はほとんど変わってないんですね。デフレですねえ。 20年前の昭和56年は、36万円。 30年前の昭和46年は、12万円。 (ちょうど、昭和47〜50年のころは、オイルショックで物がなくて、トイレットペーパーがスーパーの棚からなくなり、超インフレのころでした。なんで、オイルショックでトイレットペーパーがなくなるのか、今から考えると不思議ですね。群集心理というやつでしょうか。)

 現在の給料を約55万円位だとすると、給料は10年間で変わらず、20年間で1.5倍、30年間で約4.5倍になりました。 昔のようなインフレは、もう起きないとは思いますが、それでも、30年後には給料は少なくとも2倍になっているでしょう(年功序列による賃金の上昇は無視します。つまり、今、35歳の人が50万円の給料があったとすれば、30年後に、35歳の人が100万円もらえるだろう、ということです)。30年たてば、年金をもらう世代になっているかもしれませんが、年金は物価に連動するので、インフレが起きれば受け取る年金も上がります。 また、定年退職の頃には、物価は上がっているはずですから、退職金もたくさんもらえるはずです。その退職金で残りを支払えばよいでしょう。

 ただし、問題は、30年たっても、まだローンがあると考えなければならない心理的負担があることです。また、50歳を越えて会社を首になったとき、ローン返済に困って、家を売らなければならない可能性があります。そういった人は、この不況で増えているそうです。
 もう1つ注意すべき点は、子供の教育費が最もかかる16〜22歳のときに、住宅ローンがどのような負担になるかですね。20年間借りて、毎月、ちょっと重い負担があるが、早めに返す方法。 30年間借りて、毎月、軽い負担ですむが、60歳をすぎてもローンが残るという心理的負担を負う方法。 どちらを選ぶかは、あなた次第です。

(参考サイト)住宅問題研究所

余談1
 今、一番良いのは、低い固定金利で借金して銀座の土地を買いあさって、変動金利で他人に貸せば30年後には大儲けということです。金があればですが・・・。

余談2
 アメリカでは、固定金利型30年住宅ローンは平均で年5.7%で、60年代以来の低さだそうです(7月末現在)。今年の住宅ローン全体の63%は、借り換えをしている分だそうです。 日本が低すぎ!

債券ベア・ファンドを買おう
 もし、将来、金利が上がる(インフレになる・デフレが終わる)と思うなら、「債券ベア型」のファンドを買いましょう。 長期金利が上がれば、儲かる仕組みの金融商品です。ここに色々あるので見てみましょう。買うタイミングは、2回あると思います。
 1回目:今後2〜3ヶ月以内に、長期金利が0.8%位になった時。 2回目:2005年頃に、景気が悪くなり、長期金利が下がった時。
 今(今後2〜3ヶ月以内)、買うとしたら、 T&Dアセットが販売している日本債券ベアが良いでしょう。このファンドの価格の(短期のグラフ5年間のグラフ)グラフを見ると、長期金利のグラフと連動しているのが、お分かりかと思います。
 最終的な売買は、自己判断にてお願いします。

2003/8/10(日)

株式投資の基本(3)------データを蓄積しよう
 経済学の教科書の中に、景気サイクル理論というのがあります。周期の長さにより、4種類に分けられます。

1. キッチン・サイクル(3〜4年):在庫循環
 出荷・在庫バランスの推移を見る。 日本では、1995年始め、1997年末、2001年始め、が底であった。
2. ジュグラー・サイクル(7〜12年):設備投資循環
 設備投資のGDP比率を見る。 日本では、1990年から低下傾向が続いている。
3. クズネッツ・サイクル(14〜30年):建設投資循環
 建築着工面積(鉱工業)の推移を見る。 日本では、1990年から低下傾向が続いている。
4. コンドラチェフ・サイクル(48〜60年):長期波動
 国内企業物価指数(旧卸売物価指数)の推移を見る。 日本では、1982年から低下傾向が続いている。

 今の日本は、2、3、4のサイクルの終焉が一挙に来ている状態なのですが、その話は、また、いつか・・・。
 株価も、上記の4種類のサイクルに連動していることは当然です。そのため、サイクルが一回りする間の株価データを集める必要があります。つまり、クズネッツ・サイクルの一周期分のデータを集める必要があります。

 よって、1985年頃からの株価データを集めましょう。
(コンドラチェフ・サイクルの60年分を集めるのも手ですが、60年もたてば企業の体質や事業内容も変わっているでしょうから、あまり意味がないかもしれません)
 美玲ソフト等を使って、ヤフー・ファイナンスからダウンロードする方法もありますし、パンローリングでは、約3万円で売ってます。 また、一部の証券会社や先物取次会社では、無料でデータサービスをしてくれる所もあります。

 また、もっと短い、日中データも集めましょう。5分足データと15分足データは確保しておくのがよいでしょう。証券会社や、先物会社の中には、日中足データ1週間分を無料でダウンロードできるところも多々ありますので、毎週末の行事とすればよいでしょう。これは、スウィング・トレードで役に立ちます。  日足データは、金で買えます。しかし、一ヶ月以上の日中足データは、一般的には金で買えません。金で買えないものほど、高いものはないのです。 たとえ今すぐ使わないといっても、今日から、5分足と15分足を集めましょう。

2003/8/07(木)

ブッシュは再選されるか? (失業率と大統領選挙の関係)

 アメリカの大統領選挙が、残り1年余りとなった。最近のブッシュ大統領の政策は、おのずから選挙を意識したものとなってきている。
 さて、新聞などを見ると、失業率の数字は、大統領選挙の帰趨を決めると書かれていることが多い。みなさんも耳にしたことはあるだろう。本当だろうか。そこで実際に調べてみた。

失業率 変化(4年間) 民主党 共和党
1888 クリーヴランド ハリソン
1892 3.0 クリーヴランド ハリソン
1896 14.4 11.4 ブライアン マッキンレイ
1900 5.0 -9.4 ブライアン マッキンレイ
1904 5.4 0.4 パーカー S・ルーズヴェルト
1908 8.0 2.6 ブライアン タフト
1912 4.6 -3.4 ウィルソン S・ルーズヴェルト(革新党)
1916 5.1 0.5 ウィルソン ヒューズ
1920 5.2 0.1 コックス ハーディング
1924 5.0 -0.2 デイヴィス クーリッジ
1928 4.2 -0.8 スミス フーバー
1932 23.6 19.4 F・D・ルーズヴェルト フーバー
1936 16.9 -6.7 F・D・ルーズヴェルト ランドン
1940 14.6 -2.3 F・D・ルーズヴェルト ウィルキイ
1944 1.2 -13.4 F・D・ルーズヴェルト デューイ
1948 3.8 2.6 トルーマン デューイ
1952 3.0 -0.8 スティーヴンソン アイゼンハワー
1956 4.1 1.1 スティーヴンソン アイゼンハワー
1960 5.5 1.4 ケネディ ニクソン
1964 5.2 -0.3 ジョンソン ゴールドウォーター
1968 3.6 -1.6 ハンフリー ニクソン
1972 5.6 2.0 マクガバン ニクソン
1976 7.7 2.1 カーター フォード
1980 7.1 -0.6 カーター レーガン
1984 7.5 0.4 モンデール レーガン
1988 5.5 -2.0 デュカキス ブッシュ
1992 7.5 2.0 クリントン ブッシュ
1996 5.4 -2.1 クリントン ドール
2000 4.0 -1.4 ゴア ブッシュ
2001 4.8
2002 5.8
2003
2004 ブッシュ

赤文字が、大統領となった候補者である。
「変化」というのは、4年前の失業率との比較である。

1890年以降、再選されなかったのは、3回ある。
1回目は、1932年。失業率が4年間で19.4%増加した。フーバー大統領が落選したのは当然である。
2回目は、1980年。失業率は逆に低下した。しかし、カーターには「弱い大統領」というイメージがつきまとい、レーガンに負けた。
3回目は、1992年。失業率は2.0%増加した。父・ブッシュが、クリントンに負けた。

また、政権が共和党から民主党へ移行した1976年を見ると、失業率は2.1%増加し、7.7%になっている。
しかし、1972年には、失業率は2.0%増加したのに、ニクソン大統領は再選を果たしている。もっとも、増加したと言っても、5.6%になっただけなので、元に戻ったとも言える。

 今現在のアメリカの失業率は、6.4%である。2000年から、2.4%増加したことになり、危険水位に達している。もし、7%まで上昇すれば、ブッシュ大統領の再選は難しいと思われる。
 しかし、1980年のパターンが使えるかもしれない。「強い大統領」というイメージ戦略を使うのである。つまり、戦争である。
 大統領選挙という視点から見ると、朝鮮戦争、またはイラン戦争の起きる可能性は、大きいのではなかろうか。

経済面でも、ウルトラCはあるのだが、それはまた次回に。

2003/8/04(月)

株式投資の基本(2)------ トレードを始める前に・・・
7月23日に紹介した本から抜粋し、自分なりにアレンジしたものです。

(1)記録
まず、最初にノートを2 or 3冊準備しましょう。
 1冊目には、すべての売買記録と損益の合計を書いていきます。さらに、方眼紙をノートに貼り付けて、損益グラフを描きます。1ヶ月ごと(月末)に区切りをつけ、損益合計金額を書き加えます。それを毎月続けます。未決済のモノがある場合は、月末の終値から仮想計算し、違う色のペンで書きましょう。ただし、グラフには決済済みの損益のみを書きます。
 グラフを見ると、最大ドローダウンから元に回復するまでの期間が分かります。
(最大ドローダウンとは、最高の利益から、最大どれだけ損失を出したかを指します。例えば、100万円の収益があり、その後、何回か損失を出して30万円まで利益が減った場合、最大ドローダウンは70万円となります)
何年も生き残っているプロのトレーダー達を調べると、最大ドローダウンからの回復の長さは、平均して20ヶ月です。つまり、20ヶ月以内に元の最大収益額まで回復すれば、あなたのトレード・システムは、平均以上のものとなります。しかし、個人トレーダーにとっては、20ヶ月は長すぎますね。各自、工夫しましょう。
 2冊目には、売買日記です。日付と、その日の売買記録を赤ペンで書いた後、なぜ、その売買を行ったか等を黒ペンで書いていきます。チャートなどを添付すると、より分かりやすいでしょう。
 3冊目には、様々なアイデアや、その日の売買とは直接関係ない記事などを書き込んでいきます。2冊目に、書き込んでも良いです。

ここで、必ず誰かは次のような質問するでしょう。「それをパソコン上に残しては駄目?」
駄目です。パソコン上のものは、簡単に消えます。また、あなたのパソコンのハードディスクの中は情報のゴミに埋もれていませんか? ノートというのは、本棚に並べておけば、50年たっても見直すことができるのです。「そんなに保存する必要などない」という人は、今すぐマーケットから身を引きましょう。1週間後、1年後、そして、10年、50年後に見直せば、自分のトレードの欠点が分かるのです。私はノートを見返すたびに自分の愚かさに悩まされますが、自分の進むべき正しいトレードへと導いてくれる光となっています。

(ちなみに、この世で最も長期間、記録として残る媒体は何か、ご存知ですか? それは、石です。1万年前のラスコー壁画を例にとれば分かるように、最も保存がきく記録媒体は石なのです。その次が和紙、洋紙となります)

 また、ノートというのは、流し読みをする場合、読みやすいものなのです。パラパラとめくっていけば、1年分の日記であろうと、自分の過去を見返すことができます。
 ただし、ノートにも欠点があります。パソコンのように、検索機能が使えないことです。どこに書いたか思い出すのに、苦労することがあります。その解消方法は、パソコンに打ち込んだものをプリントし、ノートに「水のり」で貼っていけばよいのです。なぜ、スティックのりでは駄目なのか。なぜなら、水のりは、はがれにくいからです。とにかく、紙に残すことが重要です。

(2)資金管理
 これから、最も重要なことを書きます。初心者がトレードで重要に感じることは、「いかにして、1回1回のトレードで利益を上げていくか」かもしれません。しかし、最も重要なことは、資金管理であり、「一回のトレードにどれだけの資金をつぎ込むべきか」を決めることなのです。

伝説のディーラー、ラリー・ウィリアムズは、次のように決めました。
取引量=(口座残高 X リスク%)÷最大損失
リスク%には、0.10(10%)〜0.12(12%)以下が適当ですが、私は0.12を利用することにしました。
しかし、「投資苑」などを見ると、0.02(2%)が適当だと書かれています。

口座残高が100万円、リスク%を0.12、取引1回当たりの最大損失を5万円とした場合。
(100万円 X 0.12)÷5万円=2.4

(先物の場合)2.4枚、つまり2枚建てれば良いことになります。2.4枚なのに、なぜ、3枚でなく2枚か。それは、3枚となると、リスク%が15%となり、リスクをとり過ぎるからです。
(株の場合)2.4千株、つまり2千株を売買すればよいのです。

ちなみに、私は、商品先物を30万円からスタートさせたので、リスク%を12%とすると、最大損失は3.6万円以下にしなければなりません。しかしポジショントレードを行うには、そのリスク%では難しいので、私は最初のうちは、かなり大きなリスクをとっています。

(3)ストップロス (最大損失を計算する)
 初級者は、ストップロスの目標値をかけずに売買をスタートさせます。そして、損失を出せば、「いつかは戻る。いつかは戻る。」と念じて、損失を拡大させていきます。
 中級者は、ストップロスをしっかりとかけます。そして、早めに損失を計上します。
 しかし、ストップロスをかけすぎることは、逆に大きな損失を出す原因となります。結果としてみると、中級者の方が初級者より、損失が大きくなることが多々あります。統計学的に計算すると、資金が大量にある場合、ストップロスがない方が、ストップロスをかけるより大きな収益を上げることができます。
 超上級者は、ストップロスの頻度が最小限になるようなルールを作るのです。

では、ストップロスすべき価格の計算方法は?
一例を上げます。
「真の値幅(TR)」というものを、まず計算します。

(当日の高値)ー(当日の安値)
(当日の高値)−(前日の終値)
(前日の終値)−(当日の安値)
の3つの値のうちの最大値が、真の値幅(TR)です。

N=真の値幅(TR)の15日平均 (単純平均 または 移動平滑平均)

<d日の移動平滑平均の求め方>
前日の移動平滑平均を s とすると
 s + ((当日のN) ー s ) X (2÷( d + 1 ))

ロスカット=買値ー2N
(お好みで、「買値ー1.5N」などでもよい)

これは一例であり、また別の方法もあります。
しかし、重要なことは、「自分で決めたロスカットには絶対、例外を作ってはいけない」ということです。ルールにそってトレードしましょう。
(と言いつつも、先日も私は自分のルールを曲げ、損が拡大しました)

(4)トレードのタイプ
 期間から派生する分類。2.5種類あります。
ポジショントレード(5〜10日以上)と、スウィングトレード(数日以内)に大きく2種類に分けられます。
また、スウィングトレードの中には、デイトレード(1日)も含まれます。

 手法による分類。3種類あります。
トレンドフォロー、カウンタートレンド、モメンタム・トレード。

理想は、期間と手法により、3種類をもち、たとえ1つの銘柄であっても、3つの方法で売買するのが一番安全でしょう。
また、ある特定の銘柄であっても、時間の移り変わりによって、トレンドフォローが良い時と、カウンタートレンドが良い時とに分かれます。そのタイミングを分別するのは非常に困難ですが、重要です。

(5)寝る子は育つ (適切なリスクで、リターンを大きく)
 「先物は危険だから、デイトレードで損失を大きくしないようにしている」という人が多いようです。しかし、デイトレードをするということは、ストップロスを頻繁にするということだから、(3)の「過剰なストップロス」に抵触します。つまり、デイトレードはより大きな損失を出しやすいシステムなのです。(1回のデイトレード自体は小さな損失ですが、何回も繰り返されると、結果的に大きな損失となります)
 デイトレードをする方が、取次会社はより大きな手数料収入を確保できます。そのため、この誤った認識を変えようとはしないのではないでしょうか。

 多くの先物初心者はデイトレードから入り、資金をなくして撤退していきますが、彼らは最初から失敗しやすいトレード方法を選択していることになります。初心者こそ、デイトレードを控えるべきなのです。
 また、日本市場では、日中の値動きより、オーバーナイトでギャップが生じることが多いのです。夜の間に大きな利益が大きく出るということです。つまり、「寝る子は育つ」です。当然、損失も大きくなる可能性はあります。しかし、きっちりとリスク管理を(ストップロスを設定)すれば、より大きなリターンが得られます。

2003/7/31(木)

小松方正さんは、諜報部員だった?(満鉄調査部とは)
 先日、俳優の小松方正さんが亡くなった。正直に言うと、団塊ジュニア世代の私にとっては初めて聞く名前であった。しかし、彼の経歴を見て、非常に興味がわいたのである。
 彼、小松方正氏は、満鉄、海軍、大蔵省に在籍後、俳優となったようである。大学に入ったのも、就職後と書かれていたため、おそらく高卒で満鉄に入ったのだろう。高卒にもかかわらず、満鉄、海軍、大蔵省という経歴は、すばらしいものである。おそらく、小松氏はかなり優秀だったと思われる。ただ、満鉄、海軍という経歴には、ある疑問が浮かんだ。彼は、そこで何の仕事をしていたのだろう。機械整備?経理? それとも、諜報?

 満鉄、いわゆる南満洲鉄道株式会社とは、明治39年、日露戦争で勝った日本がロシアから譲り受けた中国北東部の鉄道のことである。日本政府が作った国策会社であった。満州鉄道の軌道の周りは、日本の領土という扱いであり、日本の治外法権が線路に沿って延々と続いていたのである。その満州鉄道のなかに、調査部というのがあった。いわゆる「調査部」というのは、諜報機関である。
 諜報機関というと、おどろおどろしい感じがするかもしれないが、民間会社が商売のために細かく情報を調査していることと同じである。その調査に国家が関わる場合に、諜報機関と言っているだけである。現在においても、日本の諜報活動の一翼をになっているのは商社であるし、外務省の無能力ゆえに商社に頼っているとも言える。我々がよく接する諜報活動としては、フィリピンなどの外国でクーデターが起きる場合、その事前予想や危険度、邦人保護などの判断に、商社の情報網が活躍するのである。
 アメリカで最近話題のイラク復興の民間会社ベクテルなどは、調査が主なのか、諜報が主なのか分からない所もある。(という印象を私は受ける)

 満鉄調査部というのは、最大時には2000人以上もの人々が在籍していた。そこには、有能だが危険思想の持ち主として日本本土から飛ばされた人もいたようである。有名なところとしては、スパイゾルゲ事件に関わった尾崎秀美なども、満鉄調査部にいたのである。彼らは、結局のところは植民地支配の一翼を担っていたわけだが、共産・社会主義思想の持ち主も多々いたと考えられ、理想に燃えて優秀な仕事をしていたようだ。(伊藤忠関連企業が書いたコラム・瀬島機関のあった伊藤忠が書いたので、その辺は割り引いて読むべし)
 その後、軍事体制が強くなると、満鉄調査部事件というのが起き、左翼主義者たちは弾圧され、最終的には調査部は解体される運命となった。

 その調査部に、小松氏が在籍していたのなら、彼は諜報部員だったということにある。
 もっとも、小松方正さんは、満鉄にいたからといって、調査部ではなく、運転士や整備士などであった可能性が大いにある。だから、諜報部員というのは大嘘かもしれない。私は調べ切れなかったのだが、間違っていたなら、ご容赦いただきたい。

参考資料(ちょっと面白い視点で書かれている)

 余談
 石原莞爾の名前がマスコミに出てくることがよくある。彼は、日蓮宗信者であり、平和主義者として書かれることが多い。彼が、平和を期待したのは間違いないと思う。しかし、それは中国を侵略・植民地化しての平和であった。もっとも、当時の多くの日本人にとっては、中国を植民地にすることが悪いという発想自体がなかったのではないだろうか。なぜなら、左翼思想の満鉄調査部員たちでさえ、平和な植民地支配を目標としていたのだから。つまり、「左翼=平和」というのは一致するものではなく、日本でその一致が見られるようになったのは1950年代以降ではないだろうか。

 昔、ある一般的な中国人に「なぜ、チベットを弾圧するのか?」と聞いたことがある。彼の答えは、「チベット人を豊かにして、助けてあげるためだ。」というものであった。つまり、戦前の日本人と同じ発想であり、なぜ悪いと言われるのか自体が分からないのである。

2003/7/23(水)

 先週金曜日から、商品先物売買を始めた。株式市場のマーケットを見るようになってから15年、商品先物という未知の世界に突入する。漫画・ナニワ金融道や人の噂では、商品先物は怖い世界というイメージがあった。しかし、リスク管理を徹底すれば、大損をすることはないのである。株式にしろ、先物にしろ、オプションにしろ、玉を建てた後に厳密なストップロス基準を設ければ大丈夫なのである。
 さらに売買も、自分の欲望と関係なく行えばよい。システム・トレーディングという機械的な売買をすれば、私の妄想と関係なく、儲けられるはずである。
 先週18日、30万円をタイコム証券に振り込み、スタートした。18日に、東京ガソリンを売り建てし、昨日、東京金を買い建て、近いうちに東京白金を売り建てする予定である。どうなるか。
 自分のシステムを作り出すのに、ここまで数ヶ月かかった。いまだ不完全なシステムではある。大儲けはしない。だが、損をしないシステムであるのは確かなようである。また、プログラムを自分で組まなければ完成とはいえない。そのため、Delphiの本を買い込んでいるが、進歩なし。


ここに、私が参考とした本を列挙していこう。ちなみに、半分くらいは「ツンドク」なので、あしからず。

株式投資の基本(1)------ 本の紹介(株式・商品ともに有用)
★「投資苑」 アレキサンダー・エルダー(パンローリング)
基本でしょ。まずは読むべし。最近、第2巻も出ました。
★「売買システム入門」 トゥーシャー・シャンデ ISBN 4-939103-31-5(パンローリング) 7,800円
かなりお勧め。システム構築の基本が分かる。
★「ラリー・ウィリアムズの短期売買法」(パン・ローリング)9800円
システムトレーディングの現役の伝説的英雄。
★「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」(パン・ローリング)28000円
巷の色々なテクニックが分かる。
★「トレーディングシステム徹底比較 第2版」(パン・ローリング)19800円
オシレーター系等がいかに、いい加減かが分かる。使い物になるのは、ほんの一握りである。
★タートルズの秘密(パン・ローリング)19800円
私は、この本で初めてシステムトレーディングに触れた。しかし、秘密が公開されたため、魔法の力はなくなった。
★「商品相場の技術」林輝太郎 6990円
商品先物を知るには、まずはコレ?
★「デマークのチャート分析テクニック」(パンローリング)
TDコンボなど。良さそうなので、買ったんだが、ツンドク状態。

●「実践ギャントレーディング」(日本経済新聞社)
ギャンについて知るべきだとは思うが、彼は投資ではなく、ニュースレターを発行して稼いだ。
●「ギャン理論」ジョージ・マクロークリン(総合法令)
「実践ギャン・・・」があれば、いらん。概略。
●「株式・債券・為替分析のためのエリオット波動原理」プレクター/フロスト(東洋経済新報社)
まあ、知っとくべきだとは思うが・・・。
●テクニカル投資の徹底研究 (パテント社)菅泰彦 2200円
●「シュワッガーのテクニカル分析」J.D.シュワッガー(ラジオたんぱ) 2,900円
●「カウンターゲーム」アンソニー・M・ガレア/ウィリアム・パタロンIII世(パンローリング) 2,800円
●「究極のトレーディングガイド」(パンローリング) A5判 416頁 ジョン・R・ヒル/ジョージ・プルート/ランディ・ヒル/長尾慎太郎/関本博英
まあまあ、良さそうな本だが、★の本があれば、いらんかも。
●『トレーディングシステム入門』(パンローリング) ISBN 4-7759-7003-8 C0033 トーマス・ストリズマン、柳谷雅之
●「相場師一代」(小学館)是川銀蔵 600円
あの、是銀でさえ、遺産は大借金であった。そのことを肝に入れて望むべし。

★が、お勧め本。
ちなみに、本の通りにやっても、儲からないしね。だけど、先人の知恵は入れておかなければならないし、本からアイデアがひらめくかも・・・

リンクも追加しました。

2003/6/14(土)

携帯電話の将来 -いつ、買えばよいか-

新しいタイプの携帯電話が次々と出ている。今の流行は、メガピクセル撮影が可能なタイプである。何を買えばよいかは、こちらのサイトを見てもらうとして、今、携帯を買い換えようと考えている人のために、今後の携帯発売予定ロードマップを考えてみよう。

2003年初夏: 100万画素撮影ができる第2世代携帯電話が発売(NTTドコモ・505iシリーズなど)
2003年晩秋: 100万画素撮影ができるFOMA携帯電話が発売予定
2004年冬〜春: 200万画素撮影ができる携帯電話が発売予定。(第2世代かFOMAかは不明)

新製品が出るたびに買い換える人はおいておく。2年以上買い換えていない人を対象として、お話しする。
今、新発売となっている携帯電話は100万画素が撮影可能なので、気楽なスナップショットには有効であろう。だが、デジカメの代用としては、少々物足りない。また、撮った画像を携帯電話でそのまま送ることは、技術的に不可能でもあり(縮小すれば送れる)、コスト面からも問題である。そして、来年2004年から2005年にかけてはFOMAが本格的に普及し、505iシリーズなどの現行世代は陳腐化していく。

 だから、もし、機能の充実した完成形の次世代携帯電話がほしければ、来年春〜秋まで待つのが良いだろう。
 だが、100万画素以上の携帯電話がすぐにでも欲しければ、今年中に買うのも手である。もっとも、ここでも問題がある。今、発売されている第2世代の505iシリーズを買って、高いデータ送受信代金を払うか。今年秋には発売されるであろうFOMAまで待って、 データ送受信代金を安く抑えるか。また、FOMAは電波が届く範囲が限られているという問題もある。
 
 私は、というと、まもなく発売されるSH505iを買うか、秋まで待ってFOMAの新機種を買うか、迷っているところである。

2003/6/13(金)

「かたづけられない女(男)」と労働生産性 - 無線ICタグの世界 -

 最近、「かたづけられない女」というのが話題になっている。テレビ・ココリコ黄金伝説にも、ゴミ屋敷とならんで出てくる。女はきれいに片付けている、という一般認識とのギャップから、「女」がクローズアップされているが、男も同様に片付けられない。かくいう私も「片付けられない男」である。(もっとも、テレビに出てくるほどはひどくないが)
 その私が今、注目しているのが、無線ICタグ。では、無線ICタグとは、どのようなものだろうか。

 大きさは、1mm以下のものであり、単価は現在のところ数十円。近い将来、数円、1円以下のものも出てくるだろう。電源はないが、外部から電波を当てると、応答してくれるようになっている。規格は2種類あり、1つは日本生まれ、もう1つはアメリカ生まれのもの。
対応OSは国産のTRONが使われる可能性もある。

 身近なところでは、定期券Suicaカード(関東地方のみ)がある。
 愛知博覧会では、チケットの中にICタグ(日立・ミューチップ)が入ることが決まっている。
 偽造防止として、お金ユーロの中に、ICタグ(日立・ミューチップ)が入ることが内定している。
 JR貨物は、荷物管理にICタグとGPSの併用を導入することにした。
 ウォールマートは2005年までに全商品にICタグをつけるように取引先に伝えた。

などなどあるが、記事にも出てくるように、今現在、日立のミューチップが一歩抜け出ている。
今年2003年はICタグ元年となりそうである。

IT Pro記者の眼「実用化前夜,大ブレークを予感させる「ICタグ」」
 この中では、万引き防止を唱えている。だが、これは、ホワイトカラーのための書類管理にも役に立つ。みなさん、様々な書類を見失い、捜すのに時間を無為に費やしたことはないだろうか。「書類捜索で丸1日かかった」と愚痴を聞いたこともあるだろう。
(コンピューターにデータを保存しとけばよいという人もいるだろうが、コンピューター・デジタルデータと、紙に残したデータとでは、紙の方が後世にのこりやすい。なお余談だが、さらに残りやすいのが和紙であり、この世で最ものこりやすいのは、石に刻んだデータである)

 とにかく、きちんと管理できる秘書を雇えるトップクラスのエグゼクティブを除いて、普通の会社員にとっては秘書代わりになるのである。それゆえ、労働生産性も格段に上がるはずだ。例えば、あなたが実質時給2000円で働いていたとしよう(月給40万円、1日8時間働いたとして計算)。書類捜索に2時間費やしただけで、あなたは4000円分を無駄遣いし、会社は4000円分の損をしているのである。コスト面から、すぐには採用できないが、あと数年たてば、チップや周辺機器も格段に安くなるだろうから、採用する会社も出てくるだろう。

 また、厚生省の薬害HIVファイル紛失事件なども起きなくなる。(薬害HIV訴訟で被告の厚生省の重要証拠ファイルが紛失したが、菅直人が厚生大臣になった3日後、ファイルが出てきたという事件) 機械をもって、ファイルを探せば、どこの棚の奥に隠そうとICタグから出てくる電波をキャッチして見つけることができる。

 さて、片付けられない男、私コイーバが思っているのが、家のすべての物にICタグを取り付けるということである。弁解させてもらうと、片付けられない原因の1つが収納スペースが少なすぎて、毎度毎度考えながらでないと片付けられないこと。今後は、適当に放り込んでおけば、ICタグを使って一発でみつけられそうである。
 もっとも、簡単にみつけられるからと、部屋の片隅で山積みとなるかもしれないが・・・

2003/6/03(火)

2004年6月ベビーブームの可能性 ー平成大停電は起きるか?−

 気持ちの良い天気が続いているが、徐々に暑くてクーラーをつける日も増えてきつつある。団藤保晴の記者コラム「インターネットで読み解く!」で指摘されているが、マスコミは騒いでいるが、日本国民は今夏の関東大停電を杞憂としてみている。天が落ちてくるより、大停電の方が可能性は低いと考えているかもしれない。しかし、本当に、今年の夏はやばそうである。(もっとも、私は関西に住んでいるので関係ない?はずだが)。

 さて、今こそ、新エネルギーの時代である。あと一ヶ月の間に、中規模以上の電力消費事業所に、コージェネ設備を入れればよい。コージェネ設備は初期費用が大きいことが問題なのだが、国が数ヶ月限定の補助金を出せば、あっという間に広がる。そうすれば、解決するはずだ。
 しかし、現状では、国にしろ、企業にしろ、「なんとかなるだろ」という様子である。まるで、今の日本経済そのものだ。「なんとかなるだろ」と言いながら13年。バブル崩壊から変化はなかった。熱した鍋に入るカエルである。

 本当のところ、どうなるのだろうか。本当に、大停電するのだろうか。数年前のカリフォルニア大停電では、家にいるしかなかったアメリカ人は、パートナーとやるしかなく、10ヵ月後、ベビーブームが起きた。日本でもベビーブームが起きるのだろうか。
 もっとも、クーラーのない日本の夏では、暑くて、あまり運動したくなるような気もする。

2003/5/25(日)

株式売買をするからには、経済もちょっとは勉強しなければと、経済学のマネゴトを始めた。まず、手始めに「経済史の理論」(J・R・ヒックス)でも、と読み始めたわけだ。第2章まで読んだのだが、そこから感じたことを記す。

日本社会の硬直性の原因と解決法(慣習社会と指令社会)
 ヒックスは、本の中で、社会には、慣習社会と指令社会と商業社会の3つがあると指摘している。だが、日本の今の硬直性を考える上で、慣習社会と指令社会には今一度、注目すべきだろう。

世界で唯一成功した社会民主主義国家・日本は、慣習社会である。
 漢から清まで中国帝国の官僚制度は指令社会だと、J・R・ヒックスは指摘している。しかし、それは間違いではなかろうか。確かに、官僚制度というのは、本来、トップが民衆に指示を与える指令社会であっただろう。しかし、高度に発達しすぎた官僚制度は、その内部が慣習社会となってしまい、仕事が儀式化するのである。つまり、平安時代の王朝文化が最も発展した時代のように、儀式がメインとなるのだ。儀式と化した仕事をする慣習をもつようになった官僚は、本来、指令主体であったはずだが、内部の慣習を外部の国家全体にも波及させようとするのである。結局、官僚制度は慣習社会と化すのである。
現在の日本がそうである。官僚制度が「慣習の指令」を末端に与えているのである。

 さて、その慣習社会が外圧に接したとき、どうなるか。外圧に対応するために慣習が変化するには、非常に時間がかかるだろう。そして、外圧に押しつぶされていくのである。

アメリカの指令社会
 アメリカ資本主義の会社運営方法はトップダウンで行うわけだが、その理由は、一度は軍組織にいたことがある人が多いせいでもある。今、トップとなっている人の中には、朝鮮戦争やベトナム戦争に徴兵された人も多い。また、アメリカの会社の人事では、軍隊を退役した後、組織の管理クラスに転職する人も多い。それゆえ、軍隊の指令社会に人々が慣れており、会社運営方法もトップダウンの指令社会になるのである。指令社会の会社組織は、外圧に柔軟に対応し、変化していくのだ。
 では、指令社会が良いかというと、人間一人一人が構成する社会にとっては不幸な仕組みである。なぜなら、軍隊を例にとれば分かりやすいが、末端の兵士一人一人の命の大切さなど考えないからである。

 上記のことをまとめると、慣習社会は外圧に対応できないが、指令社会は人間には不幸ということである。では、どうすれば良いのか。解は1つ。トップダウンでなく、ボトムアップの指令社会にすればよいのである。だが、このボトムアップの指令社会の実現のためには、重大な前提がある。それは、ボトムの人間が慣習に縛られないことだ。

 そもそも、慣習というものは、頭で理解できるものではなく、心の問題である。日常生活で考えてみよう。今まで、「塩辛い味噌汁」という慣習を数十年とってきた人間にとって、いきなり、「その慣習は不健康だから変えなさい」と言われても、すぐには変われない。頭では理解できる。しかし、舌にとっては、薄い味噌汁はおいしくない。では、どのように、その慣習を変えるのか。じっくりと何度も、その不健康さを説明し、相手の心が変わるように仕向けるのである。

 これを会社に当てはめて考えてみよう。心がとらわれる慣習を排除する、というのは訓練で身に着けるしかない。つまり、社員教育である。それ以外には手はない。心の慣習を頭で打破する訓練を積むのである。
 その訓練法までは、私は精通していないのでなんとも答えられない。一手段としては、コンサルティング会社に頼むのも良いだろう。または、その訓練法に長けた人間を外部から中途採用するのも良いだろう。だが、一番効果的なのは、トップが自ら慣習を打破する姿勢を示せばよいのではないだろうか。それが一番効果的だし、安上がりでもあるだろう。逆に、もし、トップが慣習にとらわれる姿勢を見せていたら、いくら社員教育をしても末端の社員は慣習にとらわれたままである。

 結局、ボトムアップの指令社会を実現するためには、トップが慣習打破の姿勢を見せなければならないというトップダウンに行き着いてしまった。つまりは、「ウチの社員は働かない」と言うトップの会社は、そのトップが無能という証拠なのである。(どこかの総合電機会社で、そのようにのたまった方がおられた。)

上記のことを書いた後、ネットサーフィンしていたら、以下のサイトを日経BPにみつけた。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20030327/1/
「部下の意識が変わらない」とお嘆きの方へ
(これが読めない人は、日経BPにユーザー登録してね。無料だよ)


イラク人にバグダッド日記「What is Raed?」が復活しました。(復活を伝える記事)トップの自由の女神像が印象的ですね。

2003/05/24(土)

新しい音楽の聴き方(スコアを読もう)
 私は、J-POPから、ロック、JAZZ、クラシックまで、なんでも聞く。お気に入りは、70年頃のアメリカのロックである。Deep PurpleやCream(エリック・クラプトンが所属したバンド)、日本では第2・3世代のスカパラダイス・オーケストラなどが好きである。数ヶ月単位で聞くジャンルが変わる。最近の邦楽のお好みは、B@by Soul「トキワの街角」であり、プロモーションビデオを流しながら、これを書いている。

 さて、クラシックの新しい聴き方を、ここでは書こう。
 別に、新しくもないのだが、私にとっては新鮮な聴き方であった。それは、スコアを読みながら聴くのである。えっ、スコアって何かって? スコアとは、楽譜のこと。つまり、楽譜を見ながら音楽を聴くのである。
 私がこれを始めた理由は、第一に、テレビで小沢征爾がやっていたからである。名のある人にすぐに感化されてしまう私は、自分もやってみたくなった。
 もう一つは、オペラに興味が沸いたからである。昔から、オペラは食わず嫌いで一回も聴いたことがない。しかし、見てもすぐには分からないと思われた。だから、まずは内容を知る必要がある。

 「音楽協会」の楽譜の入手ページへ行き、色々探した。(ここには、ロックから歌謡曲、クラシック、オペラまで多様な楽曲が膨大な量ある)その中の、VARIATIONS Prototype: Online Musical Scoresがクラシックやオペラが専門のようである。その中から、いくつかダウンロードし、紙に印刷した。ところが、7割くらい印刷して気がついた。「かさばりすぎる・・・」
 交響曲やオペラのスコアというのは、1曲でさえ大量にある(先日、4億円で落札されたベートーベン第九の草稿も約500ページあった)。紙代とインク代を考えると、買った方が安いかもしれない。

 そういうわけで、週末に堂島のジュンク堂へ行って、探してきました。買った本は
 スコアリーディング(諸井三郎 校閲)全音楽譜出版社
 ベートーベン「田園」や「四季」、「椿姫」など(全音楽譜出版社)
 1冊千円前後である。

 まず、帰ってから、「スコアリーディング」で、スコアの読み方を勉強。(私の音楽の知識は、幼い頃、ピアノを習っていただけ)
 なんとなく、分かったところで、「田園」を聞きながら、スコアを読んだ。(「スコアを読む」というより、「楽譜をなぞった」が正しいかも) いや〜、難しい。しかし、2〜3回、繰り返すと、主となる楽器は分かるようになった。そして、小さい音を出す楽器の「存在」も、なんとなく分かった。私の耳と安物スピーカーにとっては、そこが限界。
 しかし、スコアを読むことで、曲の流れと、どの楽器がメロディーを奏でているかが分かり、新しい世界が開けた感じがする。「感じ」だけかもしれないが、一度お試しあれ。

 で、オペラはどうしたかって? まだ聴いていない。先日、NHKで放映していた新国立劇場の「指輪」を少しだけ、見て聴いたが、あまり面白くない。やはり、オペラは遠い世界かも。

2003/05/03(土)

スパイソフト駆除(ポップアップ広告が出る場合)
 Windows XPに変えたら、非常にスムーズ。今まで落ちていた美玲ソフトを立ち上げても問題なし。さっさと早くアップグレードすべきでした。

 ところが、変なソフトが自動的に動いていることに気づく。C:\Program FIlesにGAINというフォルダーができ、Gatorというソフトが動いていた。詳しく調べてみると、DivX Proにスパイウェアが付属していることがわかった。(さらには、Real Playerもスパイウェアの一種だそうで、設定を色々いじりました
 このサイトの解説からad-awareというのがスパイソフト駆除には良いらしい。
 そこで、「うっき〜とあそぼう」というサイトの「スパイウェア駆除」というコーナーへ行き、lavasoftというサイトからad-awareというソフトをダウンロードした。
 さらに、「スタート」の「ファイル名を指定して実行」をクリックし、「msconfig」と書いてから「OK」をクリック、スタートアップのタブを見ると、Gstartupというのがある。Gstartup (と、CMESysも?)を無効にして再起動。それでも、スタートアップは消えていないが、まあ、良いか・・・。
 他にも、Spybotというソフトもあるらしい。

「休みすぎ」とterutakaさんに怒られるが、ごもっとも。生まれて初めてプログラミング(?)のExcelVBAをマスターし、今はJavaの勉強中。
というわけで、初心者向けJava入門をリンクに補充。

2003/04/11(金)

本日、バブル後最安値更新。調べてみたら、本日が底値の可能性80%。一週間前の予測は外れた模様。

2003/04/09(水)

米軍、アルジャズィーラ支局を攻撃
 カタールの衛星テレビ局アルジャズィーラのバグダッド支局が8日午前、米軍の攻撃を受け、記者1人が死亡した。同局は2001年11月、米軍によるアフガニスタン空爆でも攻撃を受けた経緯がある。
 また、アラブ首長国連邦を本拠地とするアブダビテレビも爆撃を受けた。
バグダッド退去中のロシア大使一行に銃撃、負傷者も
「米軍が意図的に発砲」ロシア大使証言 米軍の弾丸発見

いずれもアメリカ軍の報復の可能性が高い。これで思い出したのが、ユーゴのNATO空爆の時のベオグラード中国大使館、誤爆事件である。この時のアメリカ当局の言い訳は、「使った地図が古かった」というものだったが、中国大使館ができたのは2年前。誤爆のわけがない。明確な意図をもった中国への攻撃であった。
当時のコラム(1) (2) (3)
恐れをなした中国は、今回はあらかじめ、バグダッド中国大使館の場所をアメリカ政府に通告した。国連安保理でも反対側に付きはしたが、最も弱い態度であった。

パレスチナホテルへの砲撃の意味
 ジャーナリスト達が泊まっているバグダッドのパレスチナホテルが砲撃された。しかし、カタールのアメリカ軍報道官は「遺憾だが、バグダッドが危険だということは再三言ってきた」と述べた。
 つまり、アメリカ軍は次のようなことを言いたかったのだ。
「今から市街戦に突入するから、近づくな。戦場に近づいて民間人の犠牲者の写真をとった場合、たとえジャーナリストであろうと命の保証はない」

 次は、フランス・ドイツの外交施設が攻撃される可能性がある。

アメリカの犬の日本は、利権を獲得内定
アメリカ政府は復興支援として19億ドル分をアメリカ企業に配分した。また、アメリカ政府は日本政府に内密に、6億5000万ドルの支援をするように言ってきた。つまり、日本は、イラクの利権を、アメリカの1/3獲得できそうである。

中東の話題と関連して、再びナウル情報。
 以前書いたナウルの、その後。ともやくんが教えてくれました。ありがとうございます。
 国家破産に陥ったナウルは、マフィアやテロリスト達に便宜を図って、お金を稼ごうとしたんですが、アメリカの反対にあって失敗しました。さらに悪いことに、アフガン難民収容所でデング熱が発生するは、新大統領は心臓発作で倒れるは、で相変わらず踏んだり蹴ったりのようです。

ここ数日、サイト訪問者が急激な伸びを示しているんですが、「ジェシカ・リンチ」の検索ワードで、このサイトに来ておられるようです。「加藤未央」の検索ワードで来られている人も少々・・・。

2003/04/08(火)

中国当局の発表は嘘?
 昨日の朝鮮日報に、中国広東省の感染者が、実は当局の発表の3倍に達している、という記事があった。だが、同時に、いいかげんな噂話も出回っている、と書いている。何が正しいのかジッと監視し続ける必要がある。

ラッパが鳴ろうが、コール。
大統領宮殿突入、今晩からNYダウは急騰のはず。9700ドル位は行くだろう。
そういうわけで、NYダウのコール・オプション。阿呆になって買う。

私の注目する新人歌手
B@BY SOUL 「トキワの街角」
私はあまりHIP HOPは好きではないが、きれいな歌声でcooooool。
(昨晩のmusic edgeより)

2003/04/07(月)

鉄腕アトム誕生科学者の独りよがりーーーROBODEX2003
 本日、2003年4月7日は、鉄腕アトムの誕生日である。その前祝いとして、今年も4月3日〜6日にかけてROBODEX第3回が開催された。
 ZDnetの特集。森山和道氏のレポート(1) (2) 
 今年は鉄腕アトムの誕生年であるため、宣伝は盛大である。しかし、「鉄腕アトム」といって騒いでいるのは、40〜50歳代の男性ではなかろうか。私は、鉄腕アトムの再放送アニメを見た世代だが、その頃は、ガンダムの方が爆発的人気があった。つまり、鉄腕アトムに、ノスタルジアはあっても、若手研究者や子供達へ印象を残すような未来志向は感じないのである。もっとも、4月から鉄腕アトムの新作アニメが放映される予定であるし、ハリウッドで映画を作っているという噂もあるため、再びブームになるかもしれない。だが、重要なのは、子供達に夢を与えることであり、大人がノスタルジアを感じることではないのである。

 また、ロボット技術に関しては、去年の春以降、目立った進歩はないようである。 
 セイコーエプソンの「ムッシュII-P」は、昔に発表したロボットにBluetoothをつけただけである。
 今年はソニーの球体ロボットのQ-taro(初代ガンダムに登場したハロみたいなロボット)は出展されてないようだが、あれを売り出せば人気になるのでは?と個人的には思う。
 気に入ったのは、AIBOのカーナビ仕様。「カワイ〜イ(コギャル風に読む)」のと、「cool」の合体である。
 ただし、出展数が増えて、ロボット研究の裾野が広がっているのは感じられる。

 1996年6月、ソニーがAIBOを発売し、ロボットペットブームを作り出した。1996年末、ホンダがASIMOの前身であるP2を発表し、2足歩行ロボットの夢を見せた。つまり、1996年が日本のロボット元年なのである。だが、その後、徐々に発展しつつはあるが、ブレイクスルーとなるようなロボットは出てきていない。あと数年たてば「ちぃ」や「すもも」とまではいかなくても、簡単な命令に答えてくれる家庭ロボットが買えるようになる、と6年前は期待したものである。だが、それから6年以上たつが、6年前から進歩が止まっているように見えてしまう。研究発表を見ていると進歩は感じられるが、一般大衆のワイドショー的な眼で見ると、6年前と同じなのである。
 ロボット研究者は、そんなロボットができるわけない、と考えているようだが、大衆の欲望というのは大きなエネルギーになり、その欲望に答えるため技術が進歩することはよくあることなのである。(私は、「本能史観」という歴史観を持っている)

 では、次のブレイクスルーとは何かというと、3つの可能性がある。
 第1に、歩くだけでなく、走れるようになること。去年の春にソニーが、走るAIBOの映像を一部公開していたが、その後、報告はない。もっとも、今のASIMOやSDR-X4を基本にした構造では不可能である。関節のモーターが、ジャンプのショックに耐えられないからだ。(今、私もいろいろ考えていて、マイコンやマクソンのDCモーターを買ったは良いが、部屋の隅でホコリをかぶったままである)
 第2に、ソニーがSDR-4Xを発売することである。もともとは、2002年の年末までには発売するという発表だったのだが、発売の兆しはまったく見えない。理由はいくつか考えられるが、ソニーの土井氏が述べているように、まだ500万円以上かかることや、技術を公開することへの危惧があるのではないだろうか。ROBODEX、ロボットと言って騒いでいるが、一部の人のみが騒いでいるように感じる。
 第3に、「リアルドリーム・ドラえもん」の発売。おもちゃの値段で買えるロボットを、バンダイが現在必死に研究している。予定では2005年に第2世代の人工知能ロボット、2010年に第3世代の2足歩行ロボットが発売されるはずである。それまでは、もう少し時間がかかる。
 ここで気になることが1つ。バンダイはアメリカのロボット・ベンチャーEvolution Robotics社の技術を採用して研究している。このままでは、再び、技術の根幹をアメリカ企業に握られる恐れがある。

 とにかく、大衆をワッと盛り上げ、ワイドショウで取り上げられるようなロボットを発売してもらわないと熱気が停滞気味なのである。AIBO発売の時のように、もっと熱気を盛り上げ、その熱気を利用してコンシューマー向けの新作ロボットを出してもらわないと、次のブレイクスルーは訪れないだろう。

上記のコラムを書いたのは、7日未明だったのだが、7日の日経新聞1面「春秋」に、以下ような意見がのっていた。
『最先端の人型ロボットでも、階段の上り下りができ、転んで自力で起きあがれる程度。空を飛ぶ鉄腕くんには遠く及ばない』

 そうなんです。ロボット研究者や科学ジャーナリスト、科学マニア達の認識と、一般人の認識とのギャップ。これが、かなりの問題であり、資金の流れにも影響を与えている。
(ちなみに、日本政府の科学技術関連予算で最もお金を使っているのは、原子力関係。そんなものより、ナノテクとか、ロボットとか、ソフト産業とか、コンテンツ産業とか、その辺りにもっと金を使えよ)
 ただし、今日の春秋にもケチを付けさせてもらうと、空飛ぶロボットは存在します。しかも、個人製作。Robo-Oneを侮るなかれ。ハッハッハッハッ・・・

 リンクにRobo-Oneの記事を追加しました。

2003/04/04(金)

本日、マスクを買おうと奔走。
まず、日本でトップシェアを誇る「サンエムパッケージ」に電話すると、「ウチでは個人向けには販売はしていない。卸さんに聞いてくれ」と言われる。次に、卸の「港製薬」03-3564-3710に電話すると、「医療用マスクは6月まで入荷予定なし。消費者向けには、
 セブンイレブンでシルクガードマスクとして販売、
 駅販売店や、ampm、山崎ディリーストアで別商品名で販売。」
と言われ、セブンイレブンに行くが、見当たらず。
 某マスク・メーカーの子会社卸に電話すると、「ウチでは個人向けには販売していない。」といわれ、なんとかしてマスクを10個おさえた。以前、メールを出した時、某メーカーから「社名を出すな」と言われ、また、今もこのサイトを見ておられるので、社名は出せない。

このサイトを、よく見ている某マスク・メーカーさんへのお願い
私の出したメールにきちんと答えてくれたので、私は社名を公表していないが、きちんと広報すべきでは?

2003/04/03(木)

SARS肺炎により、日本バイリーン急騰。ここを読んでいた人は、3月19日の徒然で書いていたので、まあ納得できたでしょう。そして、同じ不織布の連想銘柄で60円台の穴株が、まだ、あることも。
 海外旅行関連の航空、旅行会社はショートポジション。国内旅行のホテルや集客施設(オリエンタルランドなど)、ビデオ関連(CCC)、ゲーム関連(ソニー・任天堂・セガ・コナミなど)はロング。ただし、日本で感染者が出現した場合(その可能性は非常に高い)は、国内集客施設もダメ。確実なのは、家の中で、家族で遊べる娯楽。

プライベートライアンと、ジェシカ・リンチーー戦争には英雄が必要であるーー
映画「プライベートライアン」のストーリー
 ノルマンディー上陸作戦の最中、1人の落下傘兵が行方不明になる。彼の名はジェームズ・ライアン二等兵(マット・デイモン)。アイオワの農場出身で、4人兄弟の末っ子だ。ライアン2等兵は兄たちと共に祖国の戦いに参加したが、3人の兄たちは、この48時間内の戦闘で全員が戦死していた。
 軍上層部は「国内の士気の問題から、48時間以内に兄弟4人全員の死亡を母親に伝えることはできない」と考え、「ライアン二等兵の所在を突き止め、直ちに祖国に連れ戻せ」という命令をジョン・ミラー大尉(トム・ハンクス)達8人に下した。

 レンジャー部隊に所属したミラー大尉達8人は、敵陣後方で行方不明となったライアン2等兵を捜し出すことになった。1人が死に、7人になった時、彼らの間に一つの疑念が湧き始めた。「なぜ1人の救出に8人もの命を賭けるのか?なぜ二等兵の命は自分たちより価値があるのか?」
 彼らは、大きな犠牲を払いながらもライアン2等兵を救助し、アメリカに帰還させる。だが、ミラー大尉は救助活動の最中に戦死するのであった。

ジェシカ・リンチの救出劇
 バグダッド侵攻の最中、一人の美人整備兵が行方不明になる。彼女の名はジェシカ・リンチ上等兵、19才。ウェストバージニア州で、兄弟とも軍人であった。地元の高校を卒業後、兄の勧めで教育を受けるため入隊したのであった。
 おりしも、アメリカ国内ではラムズフェルト国防長官の早期終戦説が崩れ、ネオコンの文民組はマスコミの攻撃を受けていた。また、国内でも厭戦気分が流れる気配があった。この嫌なムードを吹き飛ばすため、軍上層部には英雄が必要であった。英雄となりうるのは、大々的な戦功をたてた者か、自分の命を投げ出した者である。

 情報を集めた結果、美人上等兵が捕虜として病院で治療を受けていることが分かった。捕虜収容所とは違い、病院は警備も手薄である。たとえイラク兵であっても、同じイラク国民がいる病院の中では無謀なことはできない。イラン大使館人質事件のように、失敗する可能性は低かった。
 また、「金髪の美女」というのも、軍にとっては好都合であった。彼女を救い出して、宣伝作戦を繰り広げれば「戦争の女神」として、男ばかりの軍人達の士気の向上に役立つはずである。

 軍上層部は特殊部隊を呼び、捕虜奪回作戦を命令した。そして、こう言ったのである。「この作戦は絶対成功させなければならない。もし、失敗すれば、国内でさえ厭戦ムードが広がり、ラムズフェルト国防長官はいっそうの窮地に立たされるであろう」
 特殊部隊は、ある晩、病院を急襲し、見事、美人上等兵を救い出した。だが第一次湾岸戦争と同様、特殊部隊の常として、彼らの負傷者、死者は明らかにはされることはなかった。(91年の湾岸戦争でも、今回のバグダッド侵攻でも、マスコミ発表の死亡者数の中に特殊部隊の死者は入っていません)

 アメリカ軍は膠着状態に陥り、士気の低下が見られていたが、美人上等兵救出の噂に沸きかえった。同時に、進軍命令が下され、バグダッド郊外まで一気に足を進めた。


アメリカン・ドリームのための軍隊
 この報道で、もう1つ気になったのは、高校教師になるため、教育を受けるため軍隊に入ったということ。アメリカの中で軍隊というのは、貧しく、大学の奨学金をもらえるほど秀才ではないアメリカ人が、教育を受け、人生のステップアップを図る一手段と考えられているようである。つまり、小さいながらもアメリカン・ドリームを実現するためには、軍隊に入るのが良いと思われているようだ。
 一方、日本では、日教組の受験戦争排斥のため、公立高校の地位が低下し、勉強ができる人は私立高校に行かざるをえなくなった。そのため、貧しい人は荒廃した公立学校しか道がなくなり、金持ちの子は私立高校を卒業して高学歴で金持ちに、貧しい子は公立高校を卒業して貧しいまま、という事態になっている。
 日教組は、その意図とは逆に、日本に階級制度を作り出してたのである。

2003/04/02(水)

以前の日経平均の予想
3月5日の私の予想>  3月5日(水)〜10日(月)が底
<3月5日のプラザ投資の伊東秀広氏の予想>
10日(月)にかけて安値。その後、4月4日週に大底の後、20週サイクルの上昇。

3月10日の私の予想> 10日(月)か11日(火)が下値。その後、戻す。だが、勢い弱く、4月1日頃、大底。
3月10日のプラザ投資の伊東秀広氏の予想
17日〜20日に8300円まで戻し、3月28日〜4月4日に7700円で大底、その後反転、上昇。
→<結果>3月11日に終値安値7862円。

次の日経平均の予想
3月28日の私の予想
 4月21日か、4月25日か、5月7日が底値になるはず
<今日4月2日の私の予想>
 4月17日(可能性20%)、4月21日(同30%)、4月25日(同50%)が底値の可能性。
<今日4月2日のプラザ投資の伊東秀広氏の予想>
4月4日、9日、14日が日経平均底値の可能性。今週末のNYダウ終値は8255ドル以下で、その後、急落。

(2005/10/28追記)
この頃はプラザ投資に注目してましたが、プラザ投資は「下げトレンドにおいて底値を予測する」ことが得意です。
それ以外については、各自にて調査を強くお勧めします。

2003/04/01(火)

名古屋・通り魔殺人の犯人は「女」?
名古屋で今、通り魔殺人(未遂)が頻発しているようだ。容疑者の風体は、女性で、35〜40歳ぐらい、髪は茶色で丸顔、おかっぱ。ベージュの花柄模様のカーディガンに、茶色のロングスカートをはいていたらしい。
 だが、本当に女性なのだろうか。「おかっぱ」頭、花柄模様、というのが気になる。カツラということもありうるし、女装趣味者ということもありうる。

過去の日本全体の通り魔事件の件数
(平成9年)4件、(平成10年)10件、(平成11年)6件、(平成12年)7件、(平成13年)6件

通り魔殺人、大量殺